春の日の府中逍遥 版画の残り火

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昨日の版画体験会は面白かった。またやりたいなぁ。うんやろう。


必要な道具としては最大のものはプレス機。ネットで調べると、小型のものだと5万円くらいからあるが、標準的なものだと十万円台の前半みたい。


そのくらいなら買うかなぁ、財力にモノを言わせて。




さぁ吼えろ! 俺の財力!




静かだなぁ。


あ、サンデル・・・。


サンデル


じゃなくて、シンデル。とうに死んでましたわ、僕の財力。死人に口なし、モノをいわないわけだねぇ。


それはともかく今日は40日に一度の診察日。仕事を休んで病院に行ってきた。


せっかく府中に行くのだから帰りに行きたいところが三つあった。


まずは昨日の版画である。記念すべき処女作である。そのままってわけにはいかない。



ちゃんと額縁に入れてあげないとね。もちろんなんでもいいってわけじゃない。作品に見合った額に入れてあげないと映えない。


そんなわけで一つ目の用事は額縁を買いに行ったのだ。


えっ? どこにって? 僕の作品に見合った額を買おうってんだよ。そんなの分倍河原ダイソーに決まってるじゃないですか。



でも僕も人の子。自分の作品はかわいい。つい過大評価したくなる。そんな気の迷いで210円商品を選んでしまった、いかんいかん。



二つ目は学校見学。2週間後に次男・三吉が入る高校、゜都立・武蔵野番外地学園(仮名)」を僕は見たことがないのだ。果たしてずいぶん広い敷地で、ちょうど茶髪の女生徒たちがかしましく騒ぎながら連れ立って校門を出て来るところだった。う〜ん、楽しそうでいいね。この雰囲気なら安心して高田純次布施明の後輩になれる。


三つ目は府中市美術館。先週始まった催しで若沖や応挙が展示されているらしいのだ。


張り切っていったら休館日。


いつもこの美術館の帰りには興奮して意気軒昂に武蔵小金井駅まで歩いちゃうんだけど、今日はさすがに意気消沈してバスで帰りましたよ。<今日の一句>

バス待ちの 背中に迫る 春の闇


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