「夜の夢こそまこと」展準備をめぐるミステリー


11月23日の日記で探し物が見つからない話を書いた。


探しものは本である。石塚さんの写真集『夜の夢こそまこと』。


今回の展示の重要なモチーフであるので不可欠なんだけど見つからなかった。どこにもない。どこに紛れ込んだかまさにミステリー。


いまや希少な本である。手に入りにくい。なにしろ出版社が閉社(ソフトな表現)してしまったのだ。


でも乱歩作品の解釈等はこの本に準拠したいので八方手を尽くしてどうにか入手した。


「探すのをやめたとき見つかることはよくある話で」


とは、栗田ひろみもうまいことを言っている。いや、栗田じゃなく井上陽水か。


見つかったのである。


ショーウィンドーに飾ってましたよ。




ダニー・ケイの、じゃなくてバスター・キートンの、じゃなくてエドガー・アラン・ポーの『盗まれた手紙』を持ち出すまでもなく、ミステリーの結末って案外こういうものかもね。


乱歩展 


午後、某ホームセンターから電話。こたつ板が入荷したと。


家具調の重厚ってのが気に入らないがしかたがない。デコラ張りで裏面は麻雀仕様、が好みなんだけど、適合するサイズがなかった。不調法なマージャンはともかく得意のコントラクトブリッジを披露するチャンスだったのだが。うそ。


額は揃ったしマットも入荷した。いよいよ展示に向けてフル稼働、と思ったが・・・・。



掘り炬燵ですっかりくつろいで一日を終えてしまった。コタツは勤勉の敵だと知った。



話は違うが、ホームセンターの帰りに寄った某古書店にて。



無法松の一生』がなぜミステリーコーナーに混入したかがミステリーだった。『僕らの七日間戦争』が「軍事」の棚に入っているのは「よくある話」だけど。





・・・・・・・・近日開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

石塚公昭 人形写真展「夜の夢こそまこと、ふたたび 江戸川乱歩2012冬」


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