「APARTMENT 木造モルタルアパート 夢のゆくえ」 出版記念会

今日は夕方から大久保へ。


駅前のライブバー「ひかりのうま」。


住所の場所に行っても見つからないぞ。スナック「キューピット」しかない。



そしたらキューピットの看板の中に小さいマジック手描きの看板があった。




ここで開催されたのが「APARTMENT 木造モルタルアパート 夢のゆくえ」出版記念会。



撮影者は宮岡蓮二。エディトリアルデザイナーにして貸本漫画研究家。版元はワイズ出版


版元のサイトの惹句に曰く、


「昭和高度経済成長期の夢の彼方……。木造モルタルアパートはゆっくり風化しながらも、どっこいまだ存在している。戦後という時代の消滅を物語りながら……。」


これは滅びゆく東京の木造アパートの写真集だ。今、急速にメーカー系アパートに建て替えられつつある。または思いのほか狭いコインパーキングに。



この本のページをめくると、ただひたすらに木造アパートの写真が並ぶ。その数、1 4 9 4 点! ! 大冊384頁。



なんというクレージーな企画。誰が買う?




はい、俺が買う。


このアパートたちを見ているとなんか不思議な気持ちになってくる。なんか生き物のように見えてくる。いや、立ち枯れした大樹のようなアパートもある。逆に精悍な獣の咆哮が聴こえるようなアパートもある。


何時間眺めていても飽きない本だ。


僕も一時、「アパート批評家」を名乗っていた時期がある。街中にあふれるメーカー系アパートの概観を見ればほぼメーカーをあてられる。縞模様のレオパレスの前になぜブルーの飲料自販機が置かれているか、など。


でも専門はメーカー系アパートで木造アパートのことはほぼ知らない。実に新鮮。で、何時間眺めていても飽きない。


2750円+税。間もなく書店に並ぶ。



その本の出版祝賀会が今日開かれたのだ。作者の宮岡さんはもちろんの事、彼の研究テーマである貸本マンガ関係者を中心に沢山あつまった。



ひとつ自慢。


今、話題の本に「ビブリオまんが文庫」がある。


ビブリオ漫画文庫 (ちくま文庫 や 50-1)

ビブリオ漫画文庫 (ちくま文庫 や 50-1)


この編者の山田英生さんにもお会いできた。この本のタイトルは当店の店名から採ったものである。


それはウソ。


ただこの本の誕生秘話を聞いた。


去年の秋「幻燈展覧会」という展示(←クリック!)を開催した。


その中で「女流奔流」という座談会を開催した。「幻燈」執筆の、うらたじゅんさん、おんちみどりさん、甲野酉さんのトークライブ。その座談会の客席に山田さんがいたのだ。


その時、おんちさんは「古本海岸」を上梓した直後で原画の展示もしていた。


古本海岸―おんちみどり作品集

古本海岸―おんちみどり作品集


座談会のあとは「富士の間」で打ち上げをした。おんちさんと山田さんはそれが初対面。その時の雑談がこの本の企画誕生のきっかけの一つになったという。


そして表紙イラストは、同じくその座談会のメンバーであるうらたじゅんさんの作品である。


嗚呼、きっかけに立ち会えてうれしいなあ。



山田さんに「その話、方々で喧伝していい?」って聞いたら「いいですよ」とのことなんで、これが喧伝第一号。



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