今日は「よみがえる説経祭文の夜」の第三夜にして最終回。テーマは「人生は執念!」。
15時過ぎに一座の皆さんが相次いで来店。
設営の基本はすでに終えてある。
ただちにリハーサル。後半の「犬道成寺」。
大定番「道成寺」を作家・姜信子さんが大胆に翻案。安珍と清姫を犬に置き換えた「犬道成寺」。WAN珍と犬清姫。キャラデザインと人形遣いはイラストレーターのくまあやこさん。
こりゃすごいものを作ったなぁ。リハーサルで手に汗を握るなんて。この感動を誰かに伝えたいと思ったが伝える方法がなかった。
開場となり続々とお客様が入り満員に。そりゃ完売しているんだから当然。なんだけどドタキャンがゼロ。これは結構凄いこと。
定刻どおりで開演。
一幕目は「山椒太夫」そのうち「骨拾之段」と「親子対面之段」。説経祭文と映像とコラボレーション。心臓をわしづかみにされるような迫力の語りと三味線。
休憩を挟んでいよいよ「犬道成寺」。
つまりこれは女ストーカーの話。妄執の挙句に大蛇に変身して相手を焼き殺しちゃうという。
そんな「氷の微笑」か「ミザリー」か、というような話を、卓抜したユーモア感覚とかわいらしいキャラデザインと楽しい物語に仕上げている。怖い話怖く、気持ち悪い話を気持ち悪く語るのはそれは普通。怖い話気持ち悪い話を楽しく語るところが妙味、腕の見せ所。現代的なくすぐりも楽しい。
この辺が説経祭文の肝。ガラスケースに入って博物館に陳列される芸ではない。一丁字を識らないような大衆のすぐ隣にある芸だ。
爆笑に次ぐ爆笑、鳴り止まぬ拍手。
終演後にはオールキャストでカーテンコール。幕はないけど。
そしていつもの打ち上げ。上の「舞台」の唐草風呂敷をはずすと出てくるテーブルを縦に並べての田舎の法事のような、とも言われている名物宴会。八太夫師の芸談を聞きながら大いに盛り上がった。
「山椒太夫」は今回が最終回。ぜひまた別の演目でやりたいですね、と話し合った。
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