月曜日は「もじこ塾」
当ギャラリービブリオの表看板は画廊。いや別に裏看板があるわけではないが、別のこともやっている。
それは貸会議室。画廊は基本的に一週間単位だが貸会議室は一時間単位でお貸ししている。いろいろな団体にお貸ししていて、たとえば中国語教室、絵本講座、ドイツ語教室、英語教室、和裁サークル、カードゲームサークル、三線教室、ハモニカ教室、端唄教室、俳句会、整体施術等々。公共施設は予約を取るのが大変だし誰かの自宅では準備が大変だしファミレスでは個人情報が守れないし、というのでいろいろお使いいただいている。
その中でもうずいぶん長い間、うちの創業当初からお使いいただいている団体に「もじこ塾」がある。このプレートが出ている日が「もじこ塾」の日。
もじこ塾はただの学習塾ではない。ディスクレシアの中学生対象の英語塾だ。
ディスレクシア(英語: dyslexia、ディスレキシアとも)はWikipediaによると、「学習障害の一種で、知的能力及び一般的な理解能力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害である。」。
予備校講師で実務翻訳者でもある「もじこ先生」がビブリオを会場にディスクレシアの中学生対象の「もじこ塾」発足させて以来、いろいろな試行錯誤、改良を経て現在の形に至り数年経つ。毎週月曜日の夕方、ディスクレシアに悩む中学生6、7人が集まる。自転車で来る子あり電車で来る子あり徒歩で来る子あり。
昨年の夏よりもじこ先生の助っ人として、マンガ家の卵の笠野紺さんが運営に加わった。
会場には紺さんが一番乗りしてお茶や空調の準備をする。それが終わるころ生徒が集まり始め、集まり終わるころに大きな荷物を抱えてもじこ先生が登場。
会場は2階の「富士の間」をご指定。
部屋の名の由来は丸山清人絵師による富士山のペンキ絵があるから。とはいえ今や各部屋に丸山作品があるので名前の意味も薄らいでいるが、窓を開けると「富士見通り」が一望できる、という意味もある。
夜景でごめんね。
もじこ塾のホームページでは笠野さんがマンガの腕を活かしてその様子を活写している。
専用のカードゲームを活用して勉強することも多いようだ。たいそう楽しいらしく元気な歓声が階下まで聞こえてくることもある(あばら家なので音の通りはいい)。時々、盛り上がりすぎることもあるらしくそのときは紺さんの一喝が飛ぶようだ。
紺さん自身もディスクレシアで誤った診断、治療によりずいぶん苦労してきたと聞く。自立しようと一念発起、上京してきた紺さん。今やもじこ塾になくてはならない人となった。
なにはともあれのあばら家。国立には他に貸会議室はいろいろある。なぜビブリオにとも思ったんだけど、学校っぽくない暖かい雰囲気が効果的なのだそうだ。
いつだったか、もじこ先生が
「ちょっと延長させてもらっていいですか」
といってこられたことがある。どうしました?
「勉強しているうちに寝てしまった子がいて」。
そうですか。ちょうど空いているから大丈夫ですよ。
今日も生徒さんたちの元気な声が聞こえる。さっきのカードゲームの話をしながら盛りあがりつつ帰っていった。週の始まりになんとなくほっこりした気分。
もし、もじこ塾やディスクレシアに興味がある方は、もじこ塾の公式サイト(←クリック!)をチェックしてみてください。
・・・・・・・開催中。いよいよ明日まで。・・・・・・・
2/8〜2/20
『ぴたっ!』から『わたしのこねこ』まで あずみ虫の絵本原画展
・・・・・・・もうすぐ開催・・・・・・・
中川フォークジャンボリー with 中川イサト 2/22
←クリック!!
2/24(土)
浅草から爆笑トリオ来臨。国立駅前のお座敷で堪能する落語とかっぽれ。
←クリック!
2/25(日)
童謡、懐メロからオリジナルのCMソングまで。おやつ付きののんびりコンサート。
←クリック!
3/10(土)
孤高の歌姫 YO-EN昭和歌謡スペシャルライブ 3/10
←クリック!!
3/11(日)
インドの横笛、鼓その神々の音(ね)。駅前印度音楽会
←詳細はクリック!!
・・・・・・開講中・・・・・・・
人気真打から直伝をうける、三遊亭遊史郎の江戸端唄・三味線教室
達人に習うハモニカ教室。
小学生対象。今、話題の“フォニックス”で生きた英会話を習得。 ←クリック!!
「きらりキッズ」。
◎◎ ◎◎ ギャラリービブリオ公式サイト ◎◎ ◎◎
国立駅前。展示、ワークショップ、会議にご活用ください。レンタルスペース、貸会議室
・・・・・・・・・・・・・・・
ご意見、ご希望やイベント申し込みはメールで。 2920127