映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』

今日は珍しく映画(僕は余り映画を見ない)。


作家の姜信子さんのフェイスブックのタイムラインでそのメインビジュアルを見て以来ずっと気になっていた『タクシー運転手 約束は海を越えて』。


このソン・ガンホの笑顔にすっかりやられてしまった。



久しぶりにツレと。ツレは韓流のイケメン好きだが同時に無類のソン・ガンホ好きでもある。



映画の舞台はあの光州事件の1980年春の韓国。軍事政権化の韓国南端の町での異変を察知したドイツ人ジャーナリストは同地への潜入を試みるも戒厳令で交通も遮断、通信も遮断。そこでタクシーを借り切り向かうことにした。しかし・・・。


まぁ、トレーラーをご覧ください。



最初はソン・ガンホ演じるお調子者の運転手を巡るコミカルな演出から始まるが、題材は光州事件。現代アジアを代表する騒乱→虐殺事件のひとつである。事態はテリブルな方向に転がり始める。


こういうのを見ていると思うのだけど、民主主義や平和といったものがおとなしくいい子にしていれば守られるようになんとなくふんわりと思っている自分に活を入れたくなる。


光州事件の時、僕は20歳の大学生。報道によりなんとなく知っていたが遠い国の海外ニュースのように思っていた。後にVシネスターとなる白竜の歌で少し知ったくらい。まさかあんなことが本当に起こっているとは思いもしなかった。


1980年の韓国も凄くリアルに描かれていた。いやもちろん僕も1980年の韓国に行ったことはないのだけど、初めて行った1986年の韓国はこんな風景が近かった、様な気がする。空港には軽機関銃を持った兵士がわれわれ観光客を出迎え、某大学を見学に行ったときはちょうど学生デモがあり催涙ガスの洗礼を受け、僕らが帰国した一週間後に空港の自販機が爆発した。


そんな近くて遠い過去を再現するのは大変だったと思う。



カーチェイスや戦闘シーン、凄くリアルで迫力があった。また懐かしい車をよくもたくさんそろえたなあ。ポニーのタクシー! 狭くて乗り心地最悪なんだ、これが。でも速い。 ビュンビユン走る。いやそれはドライバーの腕だな。


役者さんもみなよかった。名優ソン・ガンホはもちろんのこと情の厚い好漢・光州の運転手を演じたユ・ヘジンに最も魅せられた。有薗芳紀似。


ラジオで町山智浩さんも絶賛していたようだ。



もう一回、細かいところを見たいな。行こうかな。幸い僕は映画を1000円で見られる天下御免のパスポートを持っているので。



同伴者一名まで適用なので二人で2000円。いや名目は「同伴者」じゃなくて「介助者」。介助してもらったよ。コーラ買ってきてもらったもん。


おすすめです。もしお近くに上映館のある方はスクリーンでご覧になることをお勧めします。



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