続・中央線大変

中央線高架化工事のためえらいことになったのは先日書いた。

 いま、別のことで大変になっている。
 
開かずの踏切」問題だ。

 高架化工事の影響で、朝の通勤の時間帯にはそれこそ一時間以上遮断機が開かないそうなのである。それで橋上改札である東小金井、武蔵境の両駅では、南北自由通路を自転車を担いで通り抜ける人があとを絶たないそうだ。

 高架化の工事は既存の線路の隣にもう一つ仮の線路を作って工事を行なっている。そうすると当然、踏切の長さは伸びる(線路の本数が増えるからね)。
 踏切と言うのは向こう側まで安全にわたれるタイミングが過ぎると遮断機が下りる。踏切が伸びれば安全に渡れるタイミングの終了は当然早くなる。安全に渡れるタイミングがある一定以上短くなれば、踏切の遮断機は下りっぱなしになるのだ。

 気の短い人は、というか大抵の人は電車が遠かったら遮断機をくぐって向こうに行きたくなるだろう。当然ながらそれは危険極まりない。もし、ちょっとでもトラブルがあれば、彼自身の安全だけでなく、列車の運行にも大きな影響が出てしまう。


 今日の帰り道の下り列車で窓から外を見ていたら、三鷹←→武蔵境間の踏み切りから、武蔵小金井←→国分寺の踏切まで、すべての踏み切りの南詰めと北詰に警備員さんがついていた。中央に杭を打った、自動車は通れない小さな踏切にまでだ。
 これは大変な費用だろう。ひとつのことをなすというのは、なんとも生半可なことではないのだなぁ。

 全ての踏み切りに警備員さんがついていることを確認するためにずっと外を見ていたので、明朝までに読まなければいけない資料を読み損なってしまった。えらいこっちゃ、こんなことしている場合じゃない。

 それにしても、赤い誘導灯をちょいと八相に構えて踏切を守る警備員さんはなかなかかっこよかったな。