平兵衛新田で囲まれて  前編

banka-an2003-10-11


今日は「平兵衛まつり」。用事があっていけなかったが、日中は晴れていたので盛会だったろうと思う。
 
 「平兵衛まつり」とは、国立駅の北口にある「鉄道総研」の、年に一度のお祭りだ。鉄道総研のお祭りがなぜ「平兵衛まつり」なんてヘンな名前なのかというと、現在、鉄道総研のある広大なエリアはかつて「平兵衛新田」という地名だったからだ。
 
 ちなみに。

 現在の地名は国分寺市光町。この「光」はこの地で生まれた「夢の超特急・新幹線ひかり号」に由来する。

 「へぇー」でしょ?

 数年前に行った時に一番興味深かったのは「風洞実験体験」だ。

 列車の開発に欠かせない「風洞実験」。車両が高速で風を切って走る時、いかほどの抵抗が生じるかを、巨大扇風機で風を起こして行なう実験だ。

 「平兵衛まつり」の名物イベントは見学者が実験室に入ってその強風を受けられるというものだ(今年やったかどうかは知らない)。

 数年前に長男・虎太郎と行った時に「虎、やってみるか?」と誘うと、

 「寒いからやだ」


 なんて話を地元のBBSでしてたら、ある人(お会いしたことはないが多分同年代)が、

「そういえばあの界隈には昔、国鉄の官舎がたくさんあって、それがいつの間にかなくなって・・・」

という話を書き込まれた。

 それを読んだとたんに、30年以上忘れていた風景が逆回しのムービーのようによみがえってきた・・・・(おおげさ)。

                       (続きは明日)