「スミレの花咲く頃 山口瞳書画展」初日

山口瞳先生、最後の遺作展「スミレの花咲く頃」、本日が初日である。

この展覧会の細かいいきさつについては4月17日の日記に書いた。


  それが、いよいよ待ちに待った初日だ。

  待ちに待ったものの、本日僕は出勤せねばならず、夕方になってから伺った。

  朝一番は大変な混雑で大変だったようだ。また立川マイテレビの取材もあったそうだ(ってプレスリリース出したのは僕なんだけど)。来週の水曜日から放映の予定だ。

  マスオさんと山口治子夫人に挨拶したあと、集中して絵を見ていたら、後ろから尻を蹴られた。振り向くと、ガマさんだ。

「よぉー!!」

といいご機嫌。見ると豊田健次さんと焼酎を囲んでいる。

  豊田さんも「蕃茄君、キミは書評がうまいねぇ」とニコニコしている。日本を代表する文芸編集者の一人であるトヨケンさんに書評を褒められて有頂天になってしまった。

  カウンターを見ると、関頑亭先生、滝田ゆう未亡人・朝子さんの姿。そうこうするうちにドアが開いて関敏先生が入ってきた。旧・やまぐち組の勢ぞろいだ。


  作品は書と水彩画。憧れの「今日無事」の色紙もあったぞ。あと書の大作「僧叩月下門」もあった。水彩画は風景画中心。

  朝一番でずいぶん売れたようだが大丈夫、リトグラフも数点ある。これはまだまだ余裕がある。でも数量限定なので早めの方がいいだろう。

  9日までやってます。GWのお散歩にぜひ。