やぎらさんとなぎらさん

あのなんだね、カンヌで男優賞獲った柳楽優弥君てのは可愛いね。目がキラキラしててね。森蘭丸あたりを演らせたい。

 それはそうと「柳楽」で「やぎら」と読むんだね。つい「なぎら」と読んでしまう。

 ご存知、なぎら健壱兄貴のご本名は「柳楽」と書いて「なぎら」。本来なら「やなぎらく」と読むべきところ、「やく(厄)」を取って「なぎら」となったってどこかで読んだことがある。縁起担ぎだね。

 その傳に従えば、柳楽優弥君の「やぎら」は「やなぎらく」から「なく(泣く)」を取ったことになる。これも縁起担ぎかな。


  ところで、2、3年前、出雲で乗ったタクシーで運転席脇のプレートを見たら、運転手さんの名前が「柳楽」さんだったことがある。おや、と思って聞いてみると、やっぱり「なぎら」と読むという。

  「ああ、じゃタレントの、なぎら健壱さんと同じですね」
  
  とお追従を言ったら思いのほか怒った口調で、

  「いや、あの人は平仮名です」とキッパリ。

  いや、それは確かにそうなんだけど、あれは芸名で平仮名に・・・・・。

  きっと、何度も同じことをいろんな人に聞かれてうんざりしてたんだろう。失礼しました。