昨晩の『「不幸の伊三郎」の完成記念落語会&上映会』での「某師匠」のネタは「初天神」。
出かけるたびに「あれ買って、これ買って」とせがむ息子と父親の、天神さまの縁日での「買う or 買わない」の攻防戦を軽妙に描いた古典だ。
偶然にもわが町・国立もこの前の日曜日、つまりおととい26日は天神様の例大祭だった。
本来ならば僕も子ども等、特に次男・三吉(仮名・小2)を連れて縁日の露店を冷やかして、「買う or 買わない」の攻防戦を繰り広げるところだが、日記をご覧いただけばわかるように26日はサイン会で半日でかけていた。
やむなく近所に住む三吉の同級生の中小路さんご一家に三吉を合流させてもらった。三吉にはいくばくかのお小遣いを渡しておいた。
サイン会を終えて帰宅するとテーブルの上にジッポー風のライターと千円札と貯金箱が置いてあった。
「なにこれ?」
と聞くと、
「輪投げでゲットした」
と三吉。
千円札も「千円」と書かれて奥のほうに置いてあるプレートにみごと入れて取ったと言う。いい腕してるなぁ。藤八拳と花札が強かったという曽祖父(つまり僕の祖父)からの隔世遺伝か?
「お店のおじさん」は、「坊や凄いねぇ」と怖い顔をして笑っていたそうだ。
それにしても明らかに違法だよなぁ。やってることは飯場のションベン博打と一緒だもの。
違法と言えばこのライターもソートー違法だなぁ。「そば」って・・・・・。
無法地帯か、ここは!?