忠臣蔵七段目

職場の前からタクシーに乗って平河町国立演芸場

今日は義太夫の日。女流義太夫、昔で言う「娘義太夫」だ。

今日の演目は忠臣蔵。師走の風物詩だ。四半世紀来の悪友・鶴澤寛也師匠にお誘いいただいた。遅れていったが、寛也師匠出演の大喜利「七段目」には楽々、間に合った。


忠臣蔵全体はそんなに好きじゃないんだけど、七段目は大好き。

文句がなかなかエロティックでいいね。お軽が2階から梯子で下りるのを大星由良之助が見上げるシーンがある。急な梯子を怖がるお軽・・・。

お軽「船に乗つた様で恐いわいな」
由良之助「道理で、船玉様が見える」
軽「ヲヽ覗かんすないな」
由「洞庭の秋の月様を、拝み奉るぢや」
軽「イヤモウ、そんなら降りやせぬぞえ」
由「降りざ降ろしてやろ」
軽「アレまだ悪いことを」
由「喧しい、生娘か何ぞの様に」

・・・・・大星さん、ほとんどエロジジイである。

女流義太夫が昔は娘義太夫と言ってアイドル級の人気を誇っていたのは有名な話である。桃割れの美少女がこんな乙な文句を語るのである。そりゃあ、人気が出るわけである。


後半には好漢・平右衛門が登場する。語るは美貌の太夫・竹本越孝さんである。丸顔の美女が剛毅朴訥な平右衛門を豪快に語るのが凄くいい。これを聴かなきゃ年末になったような気がしない。