KEIRINグランプリ04

今日は「輪界」最大の決戦、「KEIRINグランプリ04」である。

去年は珍しく、調布の「東京オーヴァル」京王閣だったが、今年はいつもの立川競輪場に戻ってきた。

国立駅の北口に集合したのはキャットフィッシュ(=エソラ)オーナーの関マスオさん、一撃必殺の経営コンサルタント・朝倉潤さん。タクシーで立川競輪に向かい現地で本隊に合流する。

今年も嵐山一家の出陣である。嵐山光三郎先生はスポニチに競輪記事を書いていたり、いろいろな面で「輪界」への貢献も大きいので、大きいレースにはご招待を受ける。最大のレースである毎年12月30日の「KEIRINグランプリ」には嵐山一家の面々もセットでご招待を受けるのだ。

今回のメンバーは嵐山さんを頭目に、仕事仲間ではこの日記でもすっかりお馴染みエッセイストの坂崎重盛さん、「世界の車窓から」の制作会社「テレコムスタッフ」代表の岡部さん。編集者では元「鳩よ」編集長で現在フリー・エディターの・大島一洋さんという面々。それに僕たち国立組が合流した。

会社(団体買い)の社長は現地集合、?ウィングの淳子さん。凄腕の社長でそこそこの黒字が出せた。

競輪は面白い。競馬の場合、最後は走るのが動物だから予測不可能な部分が多いのだけれど、競輪は人間だから、勝敗の理由付けができる。出身地だとか、過去に誰が誰を勝たしてその義理があるだの。

でも賞金は一億円という高額。当然、裏切りもある。ファクターは「最近家を新築した」とか「親が病気」とか「子どもが生まれた」だの・・・。ある意味、八百長なわけだけど、それをミステリーの謎解きをするように読むのが醍醐味なのだ。

スポーツ新聞に載る選手のコメントも面白い。曰く、
「○○君に着いて行く」
「○○君一筋で」
「○○君と心中覚悟」
「○○君マーク」
「○○君任せ」
と、過激なやおいノベルスのような世界なのだ。

今年の勝者は小野俊之。例年の事ながら僕はボロ負け。僕にギャンブルの才能は皆無である。勝ったことがない。今年取れたのは阿佐田哲也杯だけ。

でも、「ケイリングランプリ04!!」のアナウンスが場内に響き、スモークがたかれ、花火が上がり、ゲートから選手が入場するときは身震いがするほど興奮する。

それに今年はミスター・マリックのイリュージョンも加わった。

終了後は国立に移動。「せきやビル」4階の和食店「ときしらず」で反省会。レース結果を肴にあーだこーだと講釈をたれる。これが面白い。嵐山一家の忘年会も兼ねているのだ。

2次会は地下のイタリアン「トラットリア・カルメン」。3次会はバー「レッドトップ」。終宴後は遠来のみなさんを駅まで送って解散。


あー、面白かった。これで今年も完全に終わったな。