GW後半である。
カラスの声で目が覚める。ここ数日、商店街のゴミを狙ってか十数羽が集結する。ヒッチコックか?
カラスが退散したあと二度寝して起きたら10時過ぎ。
10時半からは「暴れん坊将軍」の再放送。サブちゃんの女房が二代目・浅茅陽子のシリーズ。ゲストスターは岩崎良美。
7時からフジテレビで映画「鬼平犯科帖」。10年前の映画。10年前の、わが江戸家まねき猫さんもでている。鬼平配下の密偵たちの溜まり場、「五鉄」の小女・おときの役。ニコニココロコロと可愛い。
巨悪は藤田まこと。人相の良い人の悪役と言うのは本当に怖い。それにしてもまこちゃんの大阪弁はきれい、東京出身の人とは思えない(と、大阪ディープサウス出身のツレが言ってた)。
映画は面白かった、本当に面白かった。播磨屋の旦那(吉右衛門丈)の粋でかっこいいこと。立ち姿の美しいこと。密偵・おまさに言う「おめえも男で苦労するナァ」なんて台詞、ほかの役者にはいえないっすよ。
残念なのは、今宵の放送でエンドロールをカットしたこと。多分映画もテレビと同じくジプシーキングスの「インスピレーションズ」だったんだと思う。
鬼平の物語と言うのは基本的に悲しい。不幸になる人が多い。その不幸な魂を浄化するのが、あの「インスピレーションズ」のギターソロ「タララララララララァ〜〜ン♪」だと言われている(僕が言った)。
そのエンドロールを省くとは画龍点晴を欠くの謗りは免れまい、と思う憲法記念日だった。
そう、憲法記念日だ。今日、憲法記念日は時代劇を見ている以外は山口瞳先生の「卑怯者の弁」を読み返していた。
「卑怯者の弁」は日本ペンクラブのサイトに引用されてます。ご興味のある方はクリックしてみてください。