後楽園ホールでボクシング

今夜は格闘技のメッカ・後楽園ホールへ。ボクシング。最近、ダイエットの効果も頭打ちである。そこで減量のプロであるボクサーに、究極のウェイト・コントロールを取材をしに行ったのである。

なんてことがあるわけはなくて、純粋にボクシング観戦だ。6月11日以来の4度目。今回も高田小次郎選手の応援だ。

落語立川流の重鎮にして小説家でもある立川談四楼師匠の作品に『ファイティング寿限無』という快作がある。前座の噺家が「一芸を身につけよう」と始めたボクシングにハマり、ランキングを駆け上がっていくという痛快な青春小説だ。

徹底的な取材をする師匠は執筆時にボクシングジムを取材して歩いた。その時、よく息子さんを連れて歩いたという。そしたらハマってしまったのである、次男の小次郎君が。名門・金子ジムの門を叩き厳しいトレーニングを重ねて一昨年末にプロライセンス取得、昨年4月にデビュー。そして今日、第4戦を迎えたのだ。


何か必勝祈願にゲンを担ごうと、入場前に後楽園場外馬券売り場のカレースタンドに行き「勝(カツ)カレー」を食おうとしたら、え?ないの?

メンチカツカレーならある? いいねぇ、メンチで勝つなんていいじゃないか、気迫で勝利だ。もらいましょう。あと生ビールね。相手を呑んでいこう。それにしてもここはタバコでけむいね。嫌煙天国ニッポンじゃないみたいだ。うんいいね、相手をケムに巻いていこう。

会場内で談四楼師匠ご夫妻にご挨拶。第3試合に小次郎選手登場。相変わらずの精悍なイケメン。クラスはスーパーバンタム級122パウンド。対戦相手は鳥本大志選手。

いいパンチがよく入るが、相手はしつこく粘っこい試合巧者。なかなか決定打にならない。でもいい勝負。4回戦を戦い抜いた。惜しくも判定負け。うーん、本当に惜しい。

でも格段とスタミナがついてきたようにも見受けられる。うん、次はいけそうだ。がんばれ、高田小次郎選手!! 次も必ず応援に行きますからね。