香川京子賛江

3月になった。朝を迎えるのが楽しくなった。

なにって、日本経済新聞の「私の履歴書」である。昨日から始まった3月は女優の香川京子さんなのである。

ナショナル(現・バナソニック)のCMシリーズに「きれいなおばあさんが好きですか?」というのがあったが(おねえさんだっけ?)、現在わが国で「きれいなおばあさん」を演じさせては右に出るものない女優さんである。実は僕は昔から大好きなのだ。

芋たこなんきん」でのヒロインのお母さんもよかったし、「ふたりっ子」でのヒロインのおばあさんもよかった。古くは「水色の時」のヒロイン(大竹しのぶ)の母親役もよかった。って、俺はNHKの朝の連続テレビ小説が好きだね、ほんとに。

またもっと古いことを言えば僕のテーマソングを映画化した「上海帰りのリル」(勝手にテーマソングにしちゃいけない。単にカラオケの十八番なだけ)のヒロインでもある。

とにかく、成瀬巳喜男溝口健二黒澤明小津安二郎ら巨匠の作品に多く出演してきた香川さんの自伝である。もともと筆の立つ方なので、いいものになると思う。毎日楽しみ。