おしゃべりなタクシー

で、そのとき乗ったタクシー、最初のうちは饒舌だったのだが、僕が「寡黙な運転手さん好き」であることをすぐに察してくれたみたいで放っといてくれたので、助かった。

一番ひどかったのが、ずっと前、風邪で発熱して職場からJRの駅まで乗ったときの運転手さん。サービスのつもりか、ずーっとエロ噺。かつてたまたま乗せた高名な悪役俳優が隣のホステスさんに対して行った狼藉の目撃談を嬉々として語る。38.4℃で聞く話じゃない。ぜひ元気なときに改めて、と言いたかった。

あと、仕事で某大学にタクシーで行ったときのこと。その時の人もエロ噺攻撃。そんなに助平そうに見えますか、ワシ? 学校関係者かと思ったのか、

「やっぱり、最近の女子大生っていうのは進んでいるんでしょ?」 

・・・・知りません。


まぁそういうのは愉快ではないが罪は無い(かな?)。以前、市内でタクシーに乗ったときのことだ。無線がオンになってきて全部聞こえてしまった。

「○×町の△▲様宅から、■□町の×◎まで」

友人がこの近辺で一番高いレストランに繰り出すところだった。

僕がもう少し若くてもう少しお腹が減っていたら、「■□町の×◎」まで先回りしてたかるところですよ。