「干天の慈雨」か「焼け石に水」か

いつも行く某店で買い物をしたら「三角くじを一枚お引きください」という。おや福引きかぁ。でも俺、当たらないからなあ。立川のデパートのガラガラで27連続スカで店の人の顔を青くさせたことだってあるぐらい。

とは思ったけど引いてみた。開けてみるとなんと「1等」と書いてある。

「おめでとうございます。1等は『あきたこまち』をプレゼントです!!」

おおっ1等賞品がお米とは!! なんか村相撲か戦後の野球みたい。食べ盛りを3人抱える我が家にはまさに「干天の慈雨」だ。でもどうやって持って帰ろう…と悩みかけ、米俵を担いで満員電車に乗る己が姿を想像する僕の目の前に差し出されたのは、1キロのパックだった。

ああ、これが一等賞品ね。食べ盛りを3人抱える我が家には「干天の慈雨」というより「焼け石に水」だなぁ。

いえいえありがとう。喜んでいただきます。鞄に入れると心地よい重さ。鞄は重くなったけど、足取りは軽くなって帰宅した。