レンタルビデオ店にて

明日のために その④ 『阿片王 満州の夜と霧』(佐野眞一・新潮社・820円)
阿片王

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そういうわけで昨日はレンタルビデオ店に行ったわけである。レンタルビデオ店と言っても実際はほとんどDVDであるのは言うまでも無い。靴しか入ってないのに下駄箱だったり、ペンしか入ってないのに筆箱だったりするのと同じである。

DVDはコンパクトでいいのだけど、「束(つか。厚みのこと)」が薄いので、タイトルが見えにくいという弱点がある。なかには「面陳」(背でなく表紙を見せて陳列すること)しているのもあるが、それは新作だけだ。

あれ、「オールウェイズ 続・三丁目の夕日」が面陳されてるぞ。

オールウェイズ

たしかに人気のある作品だけど、ずいぶん前の映画だよなあ。どのくらい時間が経ったかというと、「オールウェイズ」で、親の捨てられた男の子を演じて満都の紅涙を絞った天才子役・須加健太くんがすっかり大人っぽくなって、背も伸びて声も変わり「釣りキチ三平」を演じているんだものね。ずいぶんな時間だよね。

ところで「釣りキチ三平」なんだけど、「釣りキチ」って言葉はOKなの? いやそうじゃなくてこの作品、マンガが原作でなんとなくプログラムピクチュアっぽいんだけど、「受賞第一作」という扱いでOKなの?

いやそうじゃない、「釣りキチ三平」の話じゃなかった。「オールウェイズ 三丁目の夕日」の話だった。

レンタルビデオ店で「オールウェイズ 続・三丁目の夕日」かと思って手に取ったそれは、「オールウェイズ 続・三丁目の夕日」ではなかった。

よく見たら、「ラスト・ゲーム〜最後の早慶戦〜」だった。

ラスト・ゲーム



似ていた。