･････５月４日（３日目）の旅日記<2>･･････
故宮を出ると門前は土産物屋が立ち並んでいる。このへんは洋の東西を問わない。いや、西は知らない。
今までに何度か書いたと思うが、我が家の構成員は基本的に消費意欲が薄い。ものを買わない。瀋陽に来て三日目であるがまだ消え物（食べ物）しか買っていない。あ、あと汽車の切符か･･。
この中の一軒のお土産屋で、三吉が見つけたのがボウガンだ。クロスボーとも言う。別に中国っぽいこともない。弓の部分が竹なのがちょっと中国っぽいか。躯体部分は杉材。
三吉が興味を示すと店の小母さんは、傍らの段ボール箱に向って試し打ち。なかなか強力な弓で相当の破壊力がある。日本のお土産屋やおもちゃ屋では売ることが憚られる商品だろう。
三吉、すかさず飛びつく。値段を聞くと「３５元」という。560円。
「高い。せいぜいが１５元だ」
といって立ち去ろうとすると、「そんなのひどいぞ」と僕の袖を引っ張る三吉。だからそうじゃなくって、こういうところの買い物はこういう作法なんだってば。
結局、２０元で買った。320円。瀋陽三日目にして、食い物以外で初めての買い物。
早速、試し打ちをしたがる三吉。まてまて、こんなところでそんなものを打っちゃいかん。あぶないあぶない。それに太祖ヌルハチ公のお膝元で不敬である。ちょっと待て。
それに･･･父ちゃんにも買わなければならないものがあるのだ。
それは、昨日のブログの記事のラストに書いた「一昨日から迷っていたことの結論」にも、深く関わりあいのあるものなのであるのだが、長くなった。また明日！！！
← クリック！！
