“満鉄とあじあ号”永田龍三郎展

今日は日曜日だというのに職場のある神楽坂へ。日曜出勤ではない。観光地モードの神楽坂に違和感を覚えつつ行ったのは、神楽坂の「パルスギャラリー」にて今日から始まった、「“満鉄とあじあ号”永田龍三郎展」。


僕の、あじあ号およびパシナへの思いは、下の「あじあ号」の写真をクリックしていただきたい。

パシナ


 そして瀋陽で、あじあ号と対面した感動秘話(自分で言うな)については、下の「あじあ号」の写真をクリックしていただきたい。

パシナ

 
この展覧会は、若き日を満鉄の鉄道技術者として働いた故・永田龍三郎氏が残した鉄道模型の展覧会だ。鉄道模型といってもNゲージとかHOゲージとかの小さなものではなく、実際に人が乗って走れるミニSL。

完成品の「マテイ」と、ほぼ完成品の「パシナ」を中心に永田氏が遺した貴重な資料の数々が展示されている。


ギャラリー内には青焼きの図面とか今はもう手に入らない書籍がたくさんあった。また生前、氏が使用した工具類も展示されていた。


年譜によれば、永田氏は満鉄在職中に現地で敗戦を迎え、引き揚げて来られた後は会社勤めをしながらコツコツとすべて自力で(板金から)、これらの模型を作製されたそうだ。もともとの技術者としてのスキルに加え、持ち帰った図面をもとに、現物に忠実な模型を遺された。



こちらを向いているグレーの汽車がパシナだ。


また、パシナの象徴でもある2メートルの動輪。これを原寸でグラフィカルに表現したタペストリーも壁に掛けられていて、いい工夫。大きさが実感できる。なんか手作りの温かみのあるいい展覧会だった。


今日初日だから、あと一週間。鉄道に興味のある方はぜひ行ってみてください。
詳細は下記。



“満鉄とあじあ号”永田龍三郎展
◎開催期間 9月27日(日)〜10月4日(日) 11:00〜19:00
◎会場    パルスギャラリー 新宿区神楽坂2-21
TEL:03-3260-1349



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