東京マラソン無尽方式

テレビで東京マラソンを途切れ途切れに観戦。

エントリーの倍率は相当なものらしいね。たとえば積立金して温泉旅行に行くとかあるじゃない? 職場とか組合とか町内会とか商店会とか消防団で。だからそういうのにいいんじゃない? 言わば「無尽方式」よ。


いや、すまない。われながらあまりにいい考えなので、興奮してわけのわからん話をしてしまった。


整理します。


エントリーの倍率が相当高いものになっていたそうだ。フルが9倍、10キロが13倍とか。これはなかなか当選できないよね。だから内心どこかで「いつか走ってみたいな」って想っていても、「どうせ当たらないでしょ」って応募しない人も多いだろう。なかなか悩ましい問題だ。


そしてよく聞くんだけど、たとえば職場とか組合とか町内会とか消防団で、月々積み立てして、年に一度、箱根とか伊東とかの温泉旅行に行く、って言うのがあるよね。毎月2,000円積み立ててとか。年間で24,000円の予算。高級、とは言わないが、安宿でもない、ちょっとしたところに泊まって宴会が出来る。

でも、これがマンネリになるのね。楽しくないことは無いのだけど、正直言って変りばえがしない。ワクワクするものがない。なかなか悩ましい問題だ。


そこで、なんだけど、その「仲間うちのイベント」として、東京マラソンって言うのはどうでしょう。


仮に20人の職場、または組合、町内会、商店会、消防団とします。

そこの構成員全員でそれぞれが応募するの。フルはきついけど10キロでは盛り上がらないのでフル。そうすると20人なら確率的に2人が当選する。うまくすると3人。

当たった人たちは天命と思って死ぬ気で走る。はずれた人はコース沿道に散って死ぬ気で応援する。


えっ?当たった人が「外れた」ととぼけて走らないだろうって?


大丈夫。全員の返信ハガキを回収して検証、なんていう野暮なことをしなくてもいい。策はある(後述する)。


そして、レース終了後はゴール近くの居酒屋でもレストランでいいや、そこで「祝勝会」。

費用は積立金で。


余るだろうって?

余る。たしかに。そのままでは。


そこで「無尽方式」よ。一人あたり36,000円のうち6,000円は、いやもう一声、10,000円は祝勝会費用。お台場のホテルあたり使っちゃおう。

残りの26,000円は走った人たちの総取り。

たとえば、20人のグループで積立月額3,000円、走者2人、宴会費用10,000円、だとすると、


(2,000×12×20−10,000×20)÷2=140,000円。


これが「東京マラソン無尽方式」。ね、これなら走るでしょ。当たりハガキを捨てたりしないでしょう。


当然、途中リタイヤしたら失格。完走者が一人だったならその人1人で総取り。完走者ゼロなら来年にキャリー・オーバー。



いいプランだと思うんだけどなぁ。実は一昨年、某所で提案したんだけど、一人の賛同も得られなかった。どうぞどなたか、試してみてください。盛り上がると思いますよー。


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