ラストエンペラーとわたくし。

いつまでも未練たらしく職場にいたものだから、NHKBSのラストエンペラー、最後の20分しか見られなかったよ。残念。


好きだなぁ、この映画。この映画を見たちょっとあとには北京8泊9日の旅行をしちゃいましたよ。昭和の終わりだった。

そしたら行きの飛行機の中で上映されたんですよ「ラストエンペラー」。長い映画なんだから、早くから始めればいいのに、いい加減飛んでから流すものだから、途中で終わっちゃった。ストレスたまるぜ。あのころはサービスっていう概念がなかったなぁ、中国民航。


泊まったホテルが「華都飯店」。ぼろぼろな安ホテルで日本人は僕たちだけ。もちろんアメリカ人はいない。華僑と中南米系のお客しかいなかった。でも感動したのはホテルの看板の揮毫が書家だった溥傑さんだったんだ。シャワーのお湯もほとんどでないようなホテルだったけどね。


映画の中の、溥儀の刑務所での教官がよかったね。終盤ではプロレタリア文革で引廻されちゃう。僕が北京に行ったその時、中心街の劇場にはこの人のスチール写真が掲げてあった。舞台写真。「セールスマンの死」だった。


僕が地芝居が好きなのは何度も書いている。駒ヶ根に歌舞伎があるのは知っていたけど、行った事は無い。

調布の歯医者さんで駒ヶ根歌舞伎をとり続けている人がいて、20年ほど前、写真展を見に行った。会場でその人と「地芝居談義」をして楽しかったわけだが、息子が歯医者にならずに役者になったと言っていた。映画に出ていい役をもらったという。


それが「ラストエンペラー」の御用掛の吉岡安直の役。映画では青年将校で中佐だった。実際の吉岡は中将でもっと年寄りだったと記憶している。



やはり面白かったな、ラストエンペラー。ツレと二人で微動だにしないで見入ってしまった。見終わってどちらからともなく


「DVD買う?」




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