バービー

昨日、「人間椅子」の話題で「バービー」のサイズと書いた。


バービー、懐かしい。うちにもあった。多分2代目。まつげが植毛じゃないやつ。なんというか外人外人した顔の・・・、なんたっけ? スーパーマンことクラーク・ケントの恋人の・・・ロイスっていったっけ? あんな顔。基地の町に育った幼児の僕から見たら「ガイジンのおばさん」って感じだった。


もう一機、じゃなくてもう一体あった。膝が曲げられて腰がひねれる「ツイスト・バービー」。ツイストよ、ツイスト。まつげが植毛できれいに植わっていた。

こちらは少し少女の面影を残しつつ、鼻のツンととがったファニーフェイスだった。つまりはクリップアートの「びっくり姉さん」みたいな顔よ。


ダイニング・セットなんてのもあってね。カテラリーも10人のパーティーができるくらい揃っていた。

姉はモノを大事にする子どもだったので、傷一つ汚れ一つ無く、道具類の欠落も無かった。


今あればそこそこのお宝なんだろうけど、姉が成長しお人形遊びを卒業した後は、たぶん近所の子どもにあげちゃったんじゃないかな。惜しいことをした。ものの値打ちがわからないと言うのは悲しいことである。

って、40年前のことを惜しんでも仕方ないんだけど。



うちの長女・花子(仮名・高1)も人形遊びは好きで、リカちゃんとかジェニーちゃんとか買い与えた覚えがある。

幼稚園を卒園するときに行った中国・大連では日本円換算で50円くらいの「チェリーちゃん」というのを買った。日本につくまでに髪の毛が全部抜けたという、お岩か累(かさね)かというコワーイ人形だった。


同じころ、UFOキャッチャーで「サクラ大戦」の「李紅蘭」のフィギュアをゲットした。チャイナ服にお下げのメガネっ娘。ちょっとしたお宝である。でも「サクラ大戦」に興味が無く、その「李紅蘭」というネーミングに「ケッ」と思った山口淑子ファンの僕は、迷わずそれを花子のおもちゃに下げ渡した。

花子はモノを大事にしない子どもだったので、またたくうちにお下げはほどかれメガネは紛失し、チャイナ服はジェニーちゃんのワンピースと交換されていた。ものの値打ちがわからないと言うのは悲しいことである。


そんな話を当時、職場でしたらば、サクラファンのM君が悲憤慷慨したものだった。


「ものの値打ちがわからないと言うのは・・・」と。





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