橋本関雪の屏風を鑑定

いつものように「開運! なんでも鑑定団」。僕はあの番組のアシスタントの女性が蓮っ葉で雑駁で、そこがいいと思っているのだが、家族の理解は得られていない。


いや、そんな話じゃなくて美術品の話である。スタジオ鑑定に登場の橋本関雪の屏風である。僕は人目で偽物と見極めたね。

というのも実は昨年の秋、京都に行った際、銀閣寺近くの橋本関雪記念館に行っているのだ。そのときに翁の作品を間近に見ている。

「松竹梅」のCMで宇野重吉石原裕次郎が問答をした大岩にも座ってみた(それは関係ない)。

今はレストランとなっている邸宅「白沙村荘」で庭園を愛でながら品のいいランチもいただいた(それはもっと関係ない)。

そんな僕が言うのだからまちがいない。


これは偽物だ。



本人評価額120万円?



馬鹿言っちゃいけない。


欲かいちゃいけない。



果たして注目の鑑定結果は、350万円であった。


ありゃ、本物だったのね。失礼。


あ、そうか、「白沙村荘」では昼間っからビール飲み過ぎちゃったからなぁ。「松竹梅」にしておけばよかったかなぁ。


家族のさめた視線を浴びながら、


ほら、このちょっと年増の女の子(アシスタントの吉田真由子)可愛いよなぁ。ちょっとガサツそうなところがいいんだけど・・・、うーん、君たちにはわからんだろうなぁ・・・。


と、ひとりごちる蕃茄山人なのでありました。

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