謹賀新年

明けましておめでとうございます。


9時近くなってのそのそと起き出し朝食。餅の無い雑煮。僕は一応、嚥下障害は無いことになっているのだけど、用心して。「餅の代わりに白玉で」「すいとんで」という案もあったのだが、そこまでしてと言う感じなのでやめた。


朝食後初詣は谷保天満宮。そこそこの混雑。

梅林で模擬店を出しているのは「旧車會」の面々。リーダーの是枝さんに新年の挨拶。僕の髭と金髪とステッキにびっくり。


帰りは徒歩。やはりかなり歩きでがある。


昼食後は一人で散歩。運動不足の解消が目的。


国立←→立川の市境あたりで、「年越しそば」ならぬ「年明けうどん」の看板を発見。居酒屋さんの昼営業らしい。店員さんが大きな声で呼ばわっている。チェーン店など無いエリアなので開いてる店など他にないので、そこだけ活気がある。


近年、うどん業界が仕掛けているらしい。そば業界の年末特需に対抗してのものらしく、太くて長い純白のうどんにおめでたい具材を豪華にトッピングしてというもののようだ。公式サイトもある。



僕はむしろ発想が逆だな。僕の場合は、忘年会新年会続きで疲れた胃に休息を与える「年明けうどん」。発想としては「七草粥」と同じなんだけど、昔ののんびりした時代と違って、1月7日では遅すぎるんだよ。もう疲れは元旦から来ている。


「年越しそば」に対抗するのは難しいにしろ、コンビニの営業会議のアテ馬企画からいまや国民的行事にのし上がった「恵方巻」ぐらいにはなるかもしれないぞ。



そんなことをつらつら考えながら歩けば一時間の散歩なんてアッという間だ。



夜、階上の両親宅に姉一家も集まっての新年会。シャンパンのハーフボトルを持参。

実はこれこそが、先日、病院に見舞いに来てくれたニューヨーク在住のギタリスト・伊東忍さんが差し入れてくれた「病院に申告できない見舞い品」だ。


「消灯の後、こっそり飲んじゃえばわからないよ」


我慢できずに夜、ベッドの中でウィスキーを飲んじゃったなんて話はありがちだけど、夜中に「シュポンッ!!」ってシャンパンの栓を開けたなんて話は聞いた事がない。ニューヨークではあるのかな。いずれにせよ、無期禁酒中の僕はサントリーのウーロン茶だけどね。<こしおれ>

季語に無き年明けうどんに和む町