分倍河原はなかなか面白い町だ。あ、おとといの「小さな旅」の続きである。しかも正月三日のこと。
寒い中、背を丸めて行ったのだが、初めて行くその町はなかなか面白い町だった。いろいろお店もある。北口(?)は農道上がりのような道のくねり具合が下北沢を思わせ(もちろん町の規模は比べるべくもないが)、南口(?)は、武蔵野の原野に大きな商業施設や大きな官の施設がポンッ!とあるところが、武蔵境、秋川、昭島など、毎度お馴染みの愛すべき多摩の街々を思い出す。
この街で買初と行こう。
「買初(かいぞめ)」。お正月の季語で、年明けて初めての買い物のことを言う。この前日の正月二日にも聖蹟桜ヶ丘駅前のOPAに行ったが、それはお年玉長者の皆様のお供だった。
だからこの分倍河原が僕の買初となる。
若干の古本と若干の古着を買い込みリュックに詰めて病院からの道をとって帰した。寒いし重い。寒い<こしおれ>
買初や古本古着を背負い込みて
古着屋で買ったのが下のTシャツ。明るいオレンジが僕の髪色にあっているのと、グラフィカルなロゴマーク(読めない)が気に入った。新年特価で210円。安っ!
読めないまま翌日のリハビリで着ていたら若い療法士さんが、
「それ“くりぃむナントカ”ですよー」
と教えてくれた。あ、以前やってたくりぃむしちゅーの冠番組のグッズね。そうか俺は寒い中往復3キロ歩いて、くりぃむしちゅーのTシャツを買ってきたわけね。ま、くりぃむしちゅー、語感があたたかそうでよろしいね。<こしおれ>
故事巡り飽いての熱きスチュウかな