タマケン一級、ぱねぇ


珍しく早起きした。寒いからって布団にくるまっていてもしょうがないので、デイルーム(食堂兼談話室)に缶コーヒーを買いに行ったら、早番のスタッフさんが朝刊をラックにセットしているところだった。


一番乗り。


一読してびっくり。父が載っていた。


施設にランドセルを、というわけではなくて、タマケン(多摩・武蔵野検定)の一級に合格したというニュースだった。


一昨年、三級から始まったこの検定、その合格者が昨年始まった二級を受験でき、さらにその合格者が今回の一級を受験できるというシステム。


その合格者二名のうちの一人が父で、しかも最高得点だったそうだ(昨年一昨年の二級・三級においても最高得点だったそうな)。



入院していたので全然知らなかった。



読売新聞と東京新聞に載っていた。ともに我が家で購読してない新聞なので、メールで一報を入れた。



暫くしたら長女・花子(仮名・高ニ)から返信がきた。

「おじいちゃんマジぱねぇ」



「ぱねぇ」とは「半端じゃねぇ」の意である。三年前の「江戸検定」一級においても“たった2人の合格者”の一人となったが、今回はそれに最高得点が加わった。



たしかに「ぱねぇ」と思った。


またこういった才能が引き継げないこともまた「ぱねぇ」と思った。



<こしおれ>

寒暁に善き報せあり「マジぱねぇ」