新田川緑道散策
退院も近づいた。行きそびれていたところはなかったか。
「新田川緑道」があった。水の古都・府中に数ある「川や水路に蓋をした遊歩道」の代表格だ。鎌倉街道と「府中郷土の森」を結ぶ。
分倍河原古戦場跡の碑あたりから歩き始めた。
いきなり立派な白梅。なかなかの大木だ。
清流を活用してゲンジボタルの保護育成もしている。
鎌倉幕府をゆるがした「新田」の名を冠した公園で「ゲンジ」ボタルの育成なんて、なかなか複雑でいいね。
いい感じのトンネルがあった。安全上、自転車もおりて、押して歩くきまりになっている。
このトンネルで、いつもを自転車で(押して通る)、すれ違う一組の男女がいた。いつしか心が通いあい‥。そんな純愛ドラマとか観たい。
上を京王線が轟音を立て、寒風をきって走る。思い切ってかけた一言を電車の音が消しちゃったりしてね。
京王線と交差したあとすぐ、新田川緑道は、一昨日ご紹介した「下河原緑道」と交差する。農産物直売所で左折して下河原緑道へ。
するとちょっとした奇観。下の写真。
「左に見える競馬場、右にはビール工場」
ユーミンの名曲「中央フリーウェイ」の鏡像。
愛してるって言っても聞こえない、京王線がうるさくて。
ビール工場はサントリー。プレミアムモルツ増産中。無期禁酒中の僕はオールフリーでいいのだ。
東京競馬場は下河原緑道の前身、国鉄・下河原線の終着駅(は始発駅)。
下河原緑道を北上。
右側には広大なサントリーの工場。お馴染みのグリーンの通函が山積みになっている。ほのかにアルコールの香り。
飲みてー。
もちろん、無期禁酒中の僕はオールフリーでいいのだ。
緑道の終点は当然その前身、国鉄・下河原線の始発駅(は終着駅)の国分寺。
そこまでは行けないので、いつもの分倍河原まで。
駅前の新田義貞像にやっぱり違和感。
分倍河原の合戦の行き掛けの駄賃に武蔵国分寺を焼き討ちにしおって、としつこいアタイでした。<こしおれ>
急行の起こせし寒風恋散らす