『ベルナール・ビュフェのまなざし フランスと日本』(紀尾井町・ニューオータニ美術館)


間もなく記念すべき(かどうかわからないが)、アクセス「234,567」となる。最近は毎日500〜600のお客様がおいでになっているので、今週末あたりに達成か。踏んだ方には前後賞含めて「神楽坂グッズ」か「国立グッズ」をプレゼントしますので左下欄をご確認の上、メールください。


さて、これで本当の終わりも近い「ゴールデンウィークは美術巡り」。


今日は紀尾井町のニューオータニ美術館で開催中の『ベルナール・ビュフェのまなざし フランスと日本』へ。



人からホテル・ニューオータニの美術館でやってるビュフェ展が凄くいいと聞いて行こうと思った。まずは情報収集と、インターネットで「ニューオータニ × ビュフェ」で検索したらホテルニューオータニで食べ放題という目と心と血糖値によろしくない情報がてんこもりだった。


ベルナール・ビュフェのまなざし
 

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日本びいきとしても知られたビュフェ。その若き日のモノクローム作品から晩年の色彩の世界を通して、祖国フランスと心のふるさと日本にちなんだ風景、静物、家族、文化を描いた作品26点を展示している。



今展覧会のイメージ作品となっているのが、「カフェの男」。


< img src="http://www.newotani.co.jp/group/museum/exhibition/201103_buffet/index.html">カフェの男



1950年の作品。渋いなあ。まるで科学実験のようなサイフォン(?)の前に静かに佇むルイ・ジューベばりのバリスタ。かっこいいわ。


あと、「アナベル像」も。ビュフェが数多く残している愛妻・アナベル女史の肖像画。意志の強そうな黒く大きな瞳、細長い手足、美しくくっきりとした鎖骨。生涯のメインテーマといって良いだろう。チャップリンにおけるエドナ・パーヴィアンスのような、島尾敏雄におけるミホのような、安部慎一における美代子のような。


倉敷の大原美術館にあるアナベル像が僕は好きでねえ。


アナベル


職場の個人ロッカーの扉の裏側にポストカードを貼って、朝な夕なに挨拶している。



「睨み合い」という作品も秀逸。ご存知の通り、オータニグループの創業者は力士出身。その肝煎りで日本通のビュフェが描いた作品のモデルは大乃国。元・ガチンコ横綱。現・スイーツ親方の芝田川。


著書多数。真似したいが目と心と血糖値によろしくない。


人物画だけでなく風景画もいい。鋭角的な描線は建物自体が意思を持ってそこに建っているように見える。

それらの作品も公式サイトから見られるので下の画像からお入りください。


ベルナール・ビュフェのまなざし
   

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全26点。こじんまりとしているが、それだけじっくりと見られる。


5月26日(日)まで。入場料800円。


ああ、大乃国のことを考えたら腹が減ってきた。この際、「ニューオータニでビュッフェ」行っちゃおうか。ディナー7,875円。払えない額じゃない。元を取る自信もある。目と心と血糖値によろしくない? そんなこと気にすんな、男なら。


そして20分後、僕は表参道の立ち食い蕎麦屋「玉川屋」にいるんだな。



前はふつうの立ち食い蕎麦だったのだけど、去年改装して、モノトーンのカフェみたいなお洒落な店になった。カウンターの向こうに、上の「カフェの男」がいてもおかしくない雰囲気。わかめうどん370円もあいかわらず美味しかったし、目にも心にも血糖値にもお財布にも優しいお店だった。VIVA!!<今日の一句>


愛妻は 永久(とわ)のミューズや 聖五月


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