続・ゴールデンウィークの決算

そんなわけでナンチャッテ仕舞い支度を試みたこのゴールデンウィークであったが、なにぶんにも腰が据わらぬ話なのでいらぬ買物をしてしまうのはいつもどおりなのである。



そういうわけで今日はゴールデンウィークのお買物の決算をしよう。


谷保の駅前に「ファミスタ」という店がある。長崎屋系の衣料量販店。毎週のようにチラシが入る。小型の「しまむら」と思っていただければそうは遠くない。かさりげに国立最大の衣料品店である、多分。


ずっと以前、僕が大学生の頃はたしか「中村屋ストア」とか言った。やはり衣料の量販店だった。中村屋である。カリーや肉まんの中村屋が昔は衣料品店をやっていたのだ。いや関係ない中村屋かな。未確認。2階の、現在「キャンドゥ」の場所に喫茶コーナーがあった。


そのファミスタゴールデンウィーク中に買物をしたのである。クロックスサンダルのパチモノ。399円。安いっ!!



本家の一割以下というのが豪快でいい。


でも商品ラベルを見て脱力した。



「男のるんるんサンダル」とな。僕が買ったのはMサイズ。それで26.5センチ。LやLLは一体何センチなんだろうか。



その日は母の日が近く「母の日フェア」をやっていた。そして「杖」を「ウォーキングステッキ」と称して売っていた。手にとって見ると、僕がリハビリのとき借りて使っていた「仮称・同田貫」とほぼ同サイズ。つまり太くて重い。老いた母親へのプレゼントとしてはちょっとどうかと思う。


でも599円と安いので買っちゃった。これで杖が5本になってしまった。



・祖母の遺品の「菊一文字

・一番良く使っている楓材の「粟田口国綱」

・全然使ってないアルミの「鎌倉権五郎景政」。使ってない理由が「長すぎる」からなので、近々「ルナールの蛇」に改名しようと思う

・二番目に良く使っているジュラルミンの「井上真改」。使い勝手はいいのだが、祝日にジーンズをはいてリュックを背負ってこの杖を持って中央線に乗っていると高尾山帰りの人にしか見えない、という弱点がある。

・そして今回のニューフェイス。この際、二代目「同田貫」としよう。



そんなわけで杖5本でのローテーションが始まった。足は2本しかないのに杖は5本。足は2本、杖は5本、衆寡敵せず。斎藤緑雨 ( 言ってないい、言ってない)。


これも商品ラベルというか注意書きを見て脱力した。



「御信用につかわないでください」と。自社商品を信じるなとの注意書きは画期的だが「護身用」の間違いだろう。


そんなゴールデンウィークの買物控えであるが、今日の朝日朝刊の広告で剣呑なものを見つけてしまった。いつも不思議な工芸品を紹介してくれる「東京書芸館」さんの商品で「緑檀の龍杖」。



職人さんの手彫りで限定50本とのこと。欲しいなあ。650グラム? 一番重い「同田貫」の2倍以上ではないか。


限定50本か。手作りだからな。


ところで「緑檀」って何? そんな木知らない。とりあえずグーグルで検索したら、杖のほか数珠など「東京書芸館」さんの商品にばかり行き当たる。


しかもこの「龍杖」、楽天でも売っていた。だからどうしたというわけじゃないが、少なくとも限定ではなさそうだった。<今日の一句>


杖と足 衆寡敵せず 初夏の風



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