国立のご当地作家について

おもに国立関連の方に聞きたいのだけど、「国立のご当地作家」というとどなたを思い浮かべるだろうか?


国立を舞台に小説を最もたくさん書いてる小説家、といいかえてもいい。



山口瞳氏?


なるほど、間違いない。


居酒屋兆治 (新潮文庫)

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嵐山光三郎氏?


うんうんそうですね。


活字の人さらい―愛書少年不思議譚

活字の人さらい―愛書少年不思議譚


それとも新しいところで東川篤哉氏?  


はい、確かに。

謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで


どれも正解、大正解。


でも大事な人を忘れている。国立を舞台にした作品をたくさん執筆している人だ。


シリーズの主人公は矢川駅近くに実在するN商I井マンションに住む名探偵。消防署の隣に実在するスポーツクラブで汗を流し、富士見通りや旭通りに実在するスナックに夜な夜な現れてはグラスを傾けつつカラオケに興じる。


そしてその名推理で多摩川河川敷の変死体事件や富士見台交番の警官殺し事件を見事に解決する。


新聞書評に出ることはない。ダヴィンチに載る事もない。アマゾンにレビューを書く人もない。図書館にもない。


だがその作品はコンスタントに売り上げて、上記のシリーズも10や20ではない。確実に出塁するいぶし銀の巧打者、アベレージヒッターなのだ。


その作品を出版する出版社も講談社角川書店、光文社、祥伝社と一流揃い。



新聞書評、ダヴィンチ、アマゾンとは読者層を異とするし、図書館にもほとんどないので、地元国立でもあまり語られることもない「国立のご当地作家」。


昨秋亡くなられたこの作家の作品、僕としては国立の人にもっと読んで欲しいと願うのである。



29日の国立本店でのトークではこの辺のことも語るつもり。

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