男子高校生の日常と非日常
昨日の晩のことだが。
今、ツレと長女・花子(仮名・21歳)が母娘旅行に行っている。
残されたのは男三人。
僕と長男・虎太郎(仮名・会社員)と二男・三吉(仮名・高校生)。
特段、不自由はない。僕は炊事以外の家事は結構得意なのだ。
- 作者: 南伸坊
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 1998/03
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
炊事は苦手。「食」への関心が薄いというのが理由の第一。一週間ぐらい、毎食トースト、毎食お茶漬け、毎食牛丼、毎食カップラーメンでも平気。
身体に悪い?
大丈夫、身体の方が悪い(意味不明)。
まあ、そうもいかないのでちゃんと食べますが。
理由の第2が身体能力。左手が麻痺して右手に温感がないから、刃物や火を使うには若干の怖さがある。
昨晩は虎太郎は仕事で遅くなるというので外食させて、三吉の分と二人分用意したら「要らない」という。
これから友達二人をよんでうちで合宿したいと。
煩い母と五月蠅い姉がいないので羽を伸ばしたいのだろう。
父(僕)と兄(虎太郎)の存在は気にしていないらしい。それぞれ自分にしか関心がない、他者の動向に興味など無いと思っているらしい(誤解だ。僕は「ゴシップ王」とよばれているのを知らないな)。
別にかまわないよ。一切お構いしないけど。
「うん大丈夫。飯はみんなで作って喰う」
それと静かにな、近所迷惑にならないように。それと家を汚すなよ。
「うん大丈夫。」
思えば僕にも覚えがある。友達の家に泊まって夜通ししゃべったり、、ギターに合わせて歌を歌ったりしたものだ。そしてその家のお父さんに「もう帰れ」と怒られたりアパートの隣人に壁をけられたりした。三吉らも近所迷惑にならなければいいが。
しばらくすると同級生二人が来た。
いかにも今どきの若者。「(こ)んちわーーっす。」
さぞかし大騒ぎになると思ったが、三人で静かにゲームをしている。ひとり詳しい子がいるようで、ワイファイを組んでPCとスマホでチームを組んでオンラインゲームでどこのだれかもしれないチームと対戦しているらしい。よくわからないけど。
それにしても静かだなあと、リビングをのぞくともぬけの殻で自室にもいない。玄関に靴はある。となるとまさか屋上? 屋上で騒ぐとかなり遠くまで音が響くのだ。
果たして屋上で車座になってお菓子を食ってジュースを飲みながらスマホでゲームをしていた。真っ暗ななかで下からのスマホの光に顔が照らされて結構不気味。昔のベントラ集会みたい。
そのうち玄関を出る気配がして、徒歩一分の西友から山ほど食材を買ってきた。お菓子とジュースと大量の肉。
つまりは屋内キャンプ。本当にゲームのチームの合宿だったのだ。
これなら近所に迷惑がかかることもあるまい、と先に寝た。
途中、起こされることはなかった。騒いでも聞こえないほど広い家ではないので、本当に静かだったのだろうと思う。
8時半に起きた僕がリビングを覗くと男子高校生3人が床に雑魚寝していた。
あの大量の肉やジュースやお菓子はすっかりなくなっていて、フライパンとペットボトルがきれいに洗われて洗いかごに伏せてあった。ごみ箱には大量のお菓子のパッケージ。アルミ箔のフライパンで自分で作るポップコーンも作ったみたい。
昼近くなってリビングから話し声とゲームをしている気配が伝わってきたが、やがて静かになり、玄関から「オジャーシャッター(おじゃましました〜)」という声が小さく聞こえた。
あとで聞いたら明け方までゲームをやっていたらしい。あれで「メチャクチャ楽しかった」らしい。
積極的にわかろうともしてないけど、男子高校生の日常と非日常、わからんわぃ。
・・・もうすぐ開催・・・・・・
伝説のマンガ家「つげ忠男」の原画展と希少本の展示販売
←クリック!!
・・・11月1日発売・・・・・
嵐山光三郎・南伸坊・浅生ハルミン 奇跡の共演。俳画カレンダー
←クリック!!
・・・この秋、開講・・・・・・・
達人に習うハモニカ教室
・・・開講中・・・・・・・
←クリック!!
中国語いとも簡単教室 英語多読教室くにたち
←クリック!!
小学生対象・放課後の英語教室「きらりキッズ」。
←クリック!!
◎◎ ◎◎ ギャラリービブリオ公式サイト ◎◎ ◎◎
国立駅前。展示、ワークショップ、会議にご活用ください。
・・・・・・・・・・・・・・・
ご意見、ご希望は下の「コメントを書く」欄へ。内密な話やイベント申し込みはメールで
1770618