浅草21世紀７月公演「深川や粋な祭りに蝉時雨」

午後から浅草。

目的は浅草21世紀７月公演「深川や粋な祭りに蝉時雨」の千秋楽。

六区のカフェで久保新二さんと待ち合わせ。雑談で時間調整。

久保新二さんは「ポルノの帝王」の異名をとるベテラン俳優。有名な「未亡人下宿」は代表作のひとつ。

ベテラン制作マンのＫさんも合流して木馬亭へ。

公演内容は舞踊ショー、演芸、歌謡ショー、人情喜劇の黄金比率。

歌謡ゲストはベテラン演歌歌手の小野由紀子さん。ロングヒット「他人船」で有名。

今日は「他人舟」は歌われなかったけど、しっとりとエレガントなステージに感激。

今月のお芝居は「深川や粋な祭りに蝉時雨」。

お祭りの深川木場を舞台に時空を超えたパノラマ喜劇。数役早替わりの役者さんもいて「これ、ちゃんと着地するんだろうか」というくらい広がったが最後はキュッとしまってまとまったところはさすが。

先月の国立うちわ市に久保さんとともに来てくれた、一座のアイドル・しのはら実加さんは、おきゃんな妹芸者の役。クルクルと変わる表情は天性のコメディエンヌ。そして今月は芸者役なので舞踊のシーンも多く見応えががあった（藤間流師範・藤間紫乃月という顔も持つ）。実加さんに関しては、アイドルと舞踊家の早替わりが圧巻だった。衣装の御所車の裾模様がまぶしい。

終演後、一座の皆さんの送り出し（お見送り）を受けた。

実加さんとみんなで記念撮影していたら、たくさんの外国人観光客にカメラを向けられた。突如現れた「JAPANESE GEISHA GIRL」に浅草観光の外人さんが興奮しないわけがない。

そのあとはふたたびさっきのカフェへ。木馬亭で合流したライターの名和広さんも一緒。マンガや映画の評論で素晴らしい仕事をしている人。

赤塚不二夫というメディア -破戒と諧謔のギャグゲリラ伝説 (「本気ふざけ」的解釈 Book2)

赤塚不二夫大先生を読む―「本気ふざけ」的解釈〈Book1〉 (「本気ふざけ」的解釈 BOOK 1)

伏見直樹のジゴロ聖訓

さすが稀代のインタビュアーで、同じ久保さんとの雑談でも、その前の僕の時とは濃さが違う深さが違う。

帰途は久保さん、前出Ｋさんと地下鉄銀座線。観光客で結構込み合っていたのだけど、足元がおぼつかない僕のために久保さんが座席を確保してくれた。恐縮です。

家族へのお土産はいつものやつ。

理由は一つ。軽いから。

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