午前、着電。「銭湯絵師・丸山清人個展」に関する問い合わせ。「asacocoで見た」とのことなので慌てて確認したら確かに載っていた。
ありがとうございます。
「asacoco」は多摩地域のタウン紙。現在は独立紙だけが以前は朝日系で「アサヒタウンズ」といった。似たような形態のタウン紙、フリーペーパーはいくつもあるがしっかりした取材と広告に頼らない中立性、文化・芸術への深い見識でピカイチの信頼性を誇る。
昼過ぎ、某メディア記者さんと共に丸山絵師宅へ。取材コーディネートと打ち合わせ。
その足で吉祥寺へ。
今日、初日の「いしかわじゅんデビュー40周年記念展 吉祥寺気分」へ。
現在、毎日新聞朝刊で「桜田です!」を連載中のいしかわじゅんさん。20年ほど前、僕は担当編集者の一人だった。僕が企画して、異動後も続いた連載は下の本になった。
- 作者: いしかわじゅん,井筒啓之
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/05/25
- メディア: 文庫
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その後もお付き合いは続き、2月の合笑組公演にも来てくださった。
藤間紫之月こと、しのはら実加さんと。
会場は五日市街道沿いの「リベストギャラリー創」。
壁いっぱいに生原稿が貼られ、その一枚一枚がすばらしい。見始めたらきりがない。いくら時間があっても足りない。
バイオグラフィーに僕が企画した作品があった。数ある作品の中からこの年のトピックに選ばれてうれしかった。
[2002年] 取次広報誌の「新刊ニュース」で連載していた友人知人の文筆業者のことを書いた『秘密の手帖』を角川書店から出す。少し顰蹙を買った。2005年に文庫にする際『業界の濃い人』とタイトルを替えたらよく売れたが、前のタイトルの方が好きだった。
そう、連載時は「秘密の手帖」というタイトルだった。「そっちの方がよかった」と言っていただいてうれしい。「秘密の手帖」はいしかわさんと僕で相談して決めた。僕が最初に持って行ったタイトルは「舞踏会の手帖」。
もちろん大昔のおフランス映画に因んだもの。
- 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
- 発売日: 2009/02/20
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交遊録なんでね。
でも「そのままじゃジジイの回顧録みたいだなぁ」という意見で「秘密の手帖」になった。
そう、少し顰蹙を買った。僕も何人かの作家に苦情を言われた。でも作中、一番辛辣にいじられた北方謙三先生は大爆笑だった。器が大きい。
いしかわさんは会場におられた。
「ずいぶん、元気そうじゃないか」
病後の一番ヘロヘロな時にお会いしたのでそのイメージが強かったのだとおもう。その後何度もお会いしているが、イメージの上書きは無かったみたい。
戦利品 1
てぬぐい
戦利品 2
缶バッヂ
戦利品 3
小冊子
そしてこれにも感心。
いいアイディアだなぁ。いつかうちでもやりたい。このアイディア、ある意味「戦利品」。
・・・もうすぐ開催。・・・・・・・
銭湯絵師・丸山清人個展 9/22(木)〜10/2(日)。
ライブペインティングや「画廊と銭湯の奇跡のコラボ」も。
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