今日で8月も終わり。そんなわけで夏の終わりにふさわしいライブに行ってきた。
『夏色の黄昏-宴-』ジンタらムータ/海藻姉妹/+巻上公一
会場は渋谷・ラママ。
今日の渋谷に僕のような身体能力のものが行くことを心配してくれた方があったが、ラママは道玄坂方向。井の頭線を使えばスクランブル交差点を通らずにいける。
ジンタらムータは近年大好きなバンドで隙さえあれば行きたいと思っている。現実にはワンオペ自営業なのでなかなか行かれない。でも今年に入って3回目。
巻上さんは僕が大学に入ったころヒカシューで大ブレイクした。最初に聞いたのはカーオーディオのCMの「白いハイウェイ」だったか。デビューアルバム「ヒカシュー」は繰り返し聞き、カセットテープにダビングし車の中で擦り切れるほど聴いた。
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ソロで出された「民族の祭典」は僕の神アルバムだ。
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稀有なるミラクルボイスと独自の解釈で常に型にはまらない音楽活動をしてこられた。
海藻姉妹はお初。
実に面白いライブだった。
ジンタらムータはなぜにこんなに人の心を鼓舞するのだろうか。わくわくさせるのだろうか。それでいて主張に一本筋が通っているので説得力がある。
チンドン太鼓を叩きながらひらひらと舞う、こぐれみわぞうさんは太鼓の、もとい太古の女神に仕える巫女のよう。その傍らでクラリネットを吹きながら空気の流れを作る大熊ワタルさんは老練な神官のよう。
巻上さんは35,6年前の主演舞台以来。師・松田修に連れられていった上杉清文作演出の「善悪の彼岸過ぎまで」。内容はよく覚えていないが、巻上さんのよく通る美声と秀麗な立ち姿はよく覚えている。
このステージではずっと取り組んでいるホーメイや口琴に加え、尺八も疲労。尺八の吹き語りという珍しい奏法もホーメイ使いの巻上さんならでは。ミラクルボイスは還暦を超えた今も健在。飄々としたユーモアもかっこいい。
初めて聴く海藻姉妹。これは凄いわ。
ちょっと見、向島の電器工場でトランジスタラジオをつくってそうな。つまり朝ドラ「ひよっこ」の乙女寮にいそうな素朴なお嬢さんのトリオなんだけど、これが凄いの。
テナーサックス、ソプラノサックス、ピアノのトリオなんだけどこれがうまいの。しかもパワフルで洒脱。ちょっとびっくり。
それぞれのユニットのステージが全員合奏がまたすばらしい。
「ユーラシア超特急」スゴイ。沿線各地の旋律を盛り込んで西洋と東洋を駆け抜けた。
巻上さんが歌った「銭形平次」も出色。この曲がブギウギであることが改めてよくわかって興味深かった。イントロのクラリネット(あるいはオーボエ?)のかっこよさは子ども心に印象的だった。
アンコールの「Bei Mir Bistu Shein (素敵なあなた)」もよかったー。アンドリュー・シスターズで名唱で知られるジャズのスタンダード。以前、ネット動画で聴いたみわぞうさんの歌がめちゃめちゃかっこよくてまた聴きたいと思っていたんだけど今日、至近距離で聴かれた。
夏の終わりのプレゼント、ありがとうございました。
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