説経祭文の準備 〜壁一面に件(くだん)が躍る夜〜

いよいよ今週末と迫った「説経祭文」イベント。


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この秋の新企画。近世の三多摩で発展した門付け芸、放浪芸、語り芸の「説経祭文」。国立駅前・ギャラリービブリオで蘇る。






幕末の頃より一世を風靡し、やがて多摩地方を中心に語り伝えられた説経祭文。それはひそかに浪曲瞽女唄や江州音頭とも行きかう声でありました。

長きにわたり、地縁、道の縁、人の縁をつたって、旅に育まれ、人々に愛されて語りつがれてきたその声が、昭和の半ばには消えてしまう。

その懐かしい声が、新たな命を吹き込まれ、一夜の旅の宿りによみがえります。(姜信子=監修)



今はもう演じる人の少ない「説経祭文」。仏教をベースにした「説経節」に対し、修験道をもミックスした門付け芸、放浪芸、語り芸だ。。


語るのは「旅するカタリ」こと渡部八太夫




多摩地区の農村歌舞伎を出発点に、義太夫長唄、説経祭文、文弥節(古浄瑠璃)と修業を重ね、独自の語りと力強い三味線で人気が高い人。「かたりもの 八太夫会」を主宰。太夫はこのほど、出羽三山に数日こもったという。


そして監修は作家・姜信子。


ビブリオで2回個展を開いてくれた版画家・山福朱実さんのご縁でその会場に選んでいただいた。


今日は監修者の姜信子さんとメールで打ち合わせ多数。



まずは今回の目玉演出の幻燈について。


普段の映像イベントではプロジェクターは八畳間と六畳間の境の下がり壁に設置する。




そうするとこういう風になる。


画像は先日の「注文の多い料理店」の時のもの。


それを今回はこんなことをやってみようかと思っている。



プロジェクターをぐっと後退させようと。


そうするとこうなる。



スクリーンは使わず壁一面に投射。一部天井や床にも。


なんか吸い込まれそう。ちなみに画像の風景はかつて国立に存在した「魔界の入り口」と畏れられた長屋群。


幻燈が上映されるのが第2部の「今様祭文“件(くだん)”」。


これは、内田百輭原作のあの「件」。 体は牛で、顔は人間の「件」のお話。生まれて3日目にはその口から予言が語られ、その予言はどんなことでも必ず当たったという。


幻燈は屋敷妙子画伯の原画によるもの。



壁一面に投影された件(くだん)を眺めつつ八太夫さんの迫力ある語りと三味線を聴く。


これは楽しみだなぁ。


・・・・・・・もうすぐ開催・・・・・・

近世の三多摩で発展し昭和の三多摩で衰退した放浪芸「説経祭文」がギャラリービブリオで蘇る!!  9/9
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・・・・・・開講中・・・・・・・


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