昨日のことだが東京新聞にご紹介いただいた。5月3日号朝刊の首都圏情報のページ。
おかげさまで昨日今日と「東京新聞見ました」というお客様が多く来られた。お隣の記事は先輩画廊での「西村繁男・いまきみち展」。昨日、中抜けしていってきた。
そして今日。常連のE姐さんが「山口瞳通信」13回忌号を持ってきてくれた。11年前の発行の同人誌。
この雑誌について数日前、メールのやり取りをしていた。僕の文章をこの号の中で見つけたという。確かに書いた、覚えている。でも現物はない。もちろん掲載誌はいただいたのだがそういうものをきちんととっておく技術が僕にはない。なんてことを言っていたので見つけて持ってきてくれたのだ。
表紙イラストは関マスオさん。
僕は「山口組の末席にいつづけて」というものを書いている。
つまりは山口瞳先生の思い出をゲストで書いたのだった。たぶんノーギャラ。僕の勤務先は副業禁止なのでギャラの発生する事案では変名を使っていた。
今日、久しぶりに読んだらすっかり忘れていた記憶がよみがえった。そこに書かれていることだが長男虎太郎(仮名・当時4歳)をつれて「たましん」前で信号待ちしていてたとき、ちょうど治子夫人とともに常盤新平先生を国立駅まで送る途中の山口先生にお会いしたのだ。そのとき山口先生は小腰をかがめると変顔をして虎太郎を笑わせた。すっかりうちとけた虎太郎は山口先生に、
「ねえねえ、ボクにはイモウトがいるんだよ」
と自慢した。長女・花子(仮名・当時0歳)が生まれたころだった。先生はニコッと笑って「そう、それはよかったねぇ」といわれた。
山口先生、治子夫人、常盤先生、関増雄さん、みんな遠いところに行ってしまった。4歳だった虎太郎は来年三十路の巨漢になってしまった。
「山口瞳通信」はそんな記憶の地層の下のほうにあることを思い出させてくれた。
E姐さん、ありがとう。
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