最後の夏の日 〜早朝の新宿から深夜の府中まで〜

[YO-EN東京ツアー2018夏のまとめ]


「YO-EN東京ツアー2018夏」は本日の「+1 府中公演」をもって、全日程を終えました。文末に各会場のリポートをリンクしました。

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YO-EN東京ツアー2018夏ファイナル「昭和歌謡スペシャル4」の余韻にいつまでも浸っていたいがそうも行かない。


朝は5時起き。長い一日の始まり。


今回は日程の都合で来られなかったが前回のYO-ENライブに来られてその歌を絶賛してくださったピンク映画の巨匠・池島ゆたか監督。SNSに書かれた前回のライブのご感想を以下に無許可で転載。



昨日、国立ギャラリービブリオにて「YO-EN ライブ」観賞した。YO-ENさんは、関西を拠点に活動中のシンガーソングライターとのことで、勿論私は初観賞。

前半後半の二部構成で、前半は昭和歌謡、休憩挟んで後半は、昭和のフォーク。あわせて二時間以上、20曲以上歌ったんじゃないかな?

驚きました。YO-ENさんの声とギターに乗った歌の歌詞の世界が私の身体中に染みてくるのだ。

当たり前と言うなかれ。 私は、16の時、エルヴィス・プレスリーにハマって以来、エルヴィス一筋、洋楽一筋できました。

つまり、外国の歌なんで、歌詞の内容には全く無頓着、気にしない、気にならない、というのが、ほとんど体質になっていて、日本語の歌を聴いていても、歌詞はほとんど耳を滑っていくという感じなんですね。それが、YO-ENさんの声とギターに乗った歌の歌詞が、いつしか私の身体中に染みてくるのだ。

圧巻は『懺悔の値打ちもない』。

もともといい歌だとは思っていたけど、この歌、こんなに凄い歌だったのかと、いつしか歌の世界に没入、呆気にとられたのだった。

歌は一篇のドラマとはよく言われるけれど、まさにYO-ENさんのこの歌はそれだった。


(この時の動画はこちらをクリック!)


他に、『アカシアの雨がやむとき』、ユーミンの『ひこうき雲』、そして『街の灯り』などの歌が私を酔わせた。YO-ENさんは、一曲ごとに、その歌の作詞家の名前を言うのだ。 自分の好きで仕方がない歌を作った作詞家たちに対する、熱い思い。それがYO-ENさんの世界を作っている。

一気にファンになりました。

恐るべしYO-EN    2018年3月11日


ありがたいこと。


上に「今回は日程の都合で来られなかった」と書いた。実は新作が一昨日、クランクインしたのだ。そりゃ来られるわけがない。そして9月2日にエキストラの撮影があると聞いた時点で手を挙げた。「ついで」にといってはなんだがちょうど滞在中となる予定のYO-ENさんをお誘いしたら興味を持ってくれて参加すると即答。かくして僕の方が「ついで」になった。


昨日、深夜まで起きていた(ライブの後、近所で火事騒ぎがあった)のに今朝は5時起き。


YO-ENさんはヒロインの同級生役。クラス会の帰りに「カラオケ行こう!」というノリのシーン。設定は32、3歳のOLか主婦なのかな。僕はその女子会が行った先のカラオケスナックの先客のおっさんたちの一人。


早朝7時半に新宿集合なので6時過ぎに滞在中のビブリオを出発した(たぶん)YO-ENさんより大分おくれて自宅を出発。僕たちおじさんグループは都内某スナックに9時集合。あ、このお店、池島作品でよく出てくる店だ。入口に女優・佐倉萌さんの姿。雨降りだったのでよりいっそうのしっとり感。


前作「変態おやじ ラブ・ミー・イッてんだぁ」でご一緒した方も複数。朝のスナックの店内で酒も飲まずに待機するうちに店の外からキャピキャピ声。女子会の皆様が合流。中にちゃんとYO-ENさんがいた。違和感ゼロ。今夕の府中投げ銭ライブで着用予定のステージ衣装。手にはうちの長女のハンドバッグ。ご一行の中には「変態おやじ 〜 」での儚げだけどやさしい心根の人妻役が菩薩感MAXだった松井理子さんも。今日は豪快な姐御風キャラ。


9時30分から撮影開始。映画現場の、夢を創っている高揚感とピリッとした緊張感は魅力的。


シーンはこのスナックで偶然に出会った因縁ある女と女(ヒロインの成宮いろはさんと前出・佐倉萌さん)が冷たい火花を飛ばすシーン、らしい。全体のストーリーは知らない。ただヒッチコックの「ダイヤルMをまわせ」のオマージュ作品とのこと。


写真をアップしていいということだったので掲載。


女子のカラオケに盛り上がる店内。




マラカスを振り、ギロをこすり手拍子をするおっさんたち。




撮影は約2時間で終わった。



女子会のみなさんのオフショット。右端がヒロインの成宮いろはさん。左端がYO-ENさん。



そしていろはさんとYO-ENさんのツーショット。




シナリオタイトル「M」だったこの作品。すでに公開タイトルも決まったそうだ。


『冷たい女 闇に響くあえぎ声』

1957年のエルヴィス・プレスリー主演映画に『キング・クレオール』がある。その日本公開タイトルが 『闇に響く声』。そして、その中での挿入歌のひとつが「冷たい女」。エルビスファンの池島監督らしいタイトル。公開は10月の予定。


終了後はYO-ENさんと電車を乗り継いで国立に帰着。駅ビルで昼食をとるうちにお互いにだんだん無口になっていく。昨晩あまり寝ていないのと満腹で強烈な睡魔。YO-ENさんはビブリオに僕は自宅に戻った。僕は爆睡。YO-ENさんも夜のライブのリハーサルをしようとして寝落ちしたそうだ。



夜、最後の「佐助仕事」。


20時にビブリオに迎えに行き車で府中の中古レコードカフェ「NO-z」へ。ここでミニ投げ銭ライブ。ここはYO-ENさんが最初に東京でライブをやったホーム。7,8人しか入れない小さな店だが、昨日の告知のみで店の外までの満員になった。


終始リラックスムードのライブ。僕も客としてただ聴いていればいいのでうっとりとリラックス。




22時30分ごろ終了。そのあとは集まった皆さんと歓談。


その「皆さん」のお一人、今日のYO-ENさんの宿であるお宅までYO-ENさんを送り届けたらもう深夜12時。



早朝から深夜まで、長い長い一日が終わった。



これにて「YO-EN東京ツアー2018夏」は完全終了。10日間の夢芝居。YO-ENさん、お疲れ様でした。お越しになったお客様、協力してくれた皆様、ありがとうございました。またやりたいなぁ。




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YO-EN東京ツアー2018夏まとめ


[0] 8/24(金) 松田幸一ハモニカライブ ゲスト
     国立・ギャラリービブリオ にて (主催)


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[1] 8/25(土) YO-EN弾語りワンマンSHOW
四谷荒木町 秋田ぶるうす にて(企画協力)


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[2] 8/27(月) YO-EN弾語りライブ 赤坂見附 インディアンサマー にて(企画協力)


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[3] 8/30(木) ブッキングライブ「柳緑花紅
 池袋 サニースポット


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[4] 9/1(土) ファイナル「YO-ENライブ 昭和歌謡sp.4」
  国立・ギャラリービブリオ にて (主催)


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[+1] 9/2(日) 投げ銭ライブ。        府中・NO-z

       (本日の記事)



この10日間で都合6ステージをすべて楽しむことができたのは僥倖。長くて短い僕の夏が終わった。10日に及んだ「佐助」の日々は終了。谷崎先生さようなら。
        


無人になった「YO-EN部屋」。



・・もうすぐ開催・・・・・

9月6日(木)〜17日(月)「ふつうやない! はなげばあちゃん」原画展
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銭湯絵師・丸山清人個展 9/21(金)〜10/2(火)。
ライブペインティングも。
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