ゆるゆると仕事始め。まずは店内の掃除。そして2階会議室に年始に入手した柱時計の設置。
以上。あとは午後の会議室のお客様をお迎えする。別に三が日にお使いになる方があれば開けるつもりでいたがそういう酔狂なお教室は無かった。
今年の目標をたてた。目標というか方針。
「団菊爺(だんぎくじじい)になるまい。」
年末年始のテレビを見ている我々世代にありがちなことだが、年をとると偏狭になりがちでテレビを見ていても「最近のお笑いはレベルが低い」とか「全盛期の“やすきよ”をみせてやりたい」とか言い出しがちだ。「クレイジー・キャッツの上質な大人の笑いが無くなった」とかさらには「いやいや“エンタツアチャコ”はすごかった」とか(どこまで遡るつもりだ)。
マンガの話だと「大友克洋が出てきたときの驚きが・・・云々」とか「手塚のリアルタイムで育つと・・」とか。
思い入れのある映画やドラマやアニメのリメイクとか往年の名曲のカヴァーとかがなされたりすると「オリジナルの足元にも及ばない」などととやたら鼻息を荒くする。
これらを「団菊爺」という。
「団菊爺」 (ウィキペディアより)團菊爺(だんぎく じじい)・菊吉爺(きくきち じじい)は、歌舞伎の好劇家間で用いられる俗語・隠語の一種。明治の九代目市川團十郎・五代目尾上菊五郎、あるいは戦前の六代目尾上菊五郎・初代中村吉右衛門こそが最高の役者であるという信念に基き、彼らに今の役者は遠く及ばないという下降史観によって役者や舞台を批判する老人のことを、それよりも若い世代が揶揄的に、あるいは老人自身が自嘲的に言う言葉。多くの場合、自分は過去の名優の舞台を実見することができたが、それより若い世代は彼らを見ることができない、というひそかな優越感をもとにして、「彼らの舞台こそがほんとうの歌舞伎である(しかしながら彼らはもはや死に、今となっては「ほんとうの歌舞伎」というものを見ることは不可能である)」といった主張をするために、実際にそれらの名優を見られなかった世代からは一種の嫉妬と羨望を抱かれやすい。
いや「羨望」はないな。
同世代だけの集まりで「団菊」をやるのは全然問題ない。時代を共有しているのだから大いに盛り上がる。
でも若い人と一緒の時にやっちゃいかんよね。
最近、地元の若い人たちと一緒になる場が多いので特に自戒が必要。昔から住んでいれば古いものを見ているのは当たり前。町の歴史についても聞かれない限り余計なことを言わないようにしよう。間違いも訂正しない。自称創業60年の〇〇商店が本当は創業30年だろうが40年だろうがそんなのはどうでもいいことだ。細かいことを気にしちゃいけない。
細かいことが気になると言えば・・・・。
書籍通販最大手のアマゾンからおすすめ商品のメールが来た。
表題に「泉鏡花の新刊」とある。
まあ、死後80年近いとはいえ、新編集した新刊が出ないとも限らない。
タイトルは「幕末愚連隊」と。おいおいさすがにそれはないだろう、とクリックしてページを開いてみた。
表紙には「幡大介著」とある。謎は深まるばかり。思わず苦笑した。
そうそう、「笑い」と言えば「初笑い」。
わが家の初笑いは毎年、南伸坊さんの年賀状。毎年、いろんなものにコスプレした写真の年賀状をくださるのだ。去年はips細胞の山中教授だった。
今年は・・・・。
去年、大いに話題になったこの人。
多分印刷物にはなってない作品。実物をご覧になりたい方はぜひご来店ください。
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小学生対象・放課後の英語教室「きらりキッズ」。
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