2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

退院の日

いよいよ退院の日となった。これから先のことを考えると、「待ちに待った」とばかりは言えないが、とりあえずここまできた。ご心配をおかけしました。また、お世話になりました。朝、最終のムンテラをうけ、諸手続きを済ませて退院。軽やかに(セルフイメージ…

最後の授業(リハビリ)

僕にも最終のリハビリの時がやってきた。 10月7日の第一回以来、休むことなく毎日(日月火水木金金!!)、3ヶ月半、とうとう「最後の授業」となった。 『最後の授業』。アルフォンス・ドーデの名作。 プロイセンに占領されたアルザスの中学校。明日から職を…

神棚に一礼

次第に日照時間が長くなってきた。「日脚伸ぶ」というやつだ。春も近づいてきた。俳句でいうところの「春隣(はるどなり、はるとなり)」だ。 そんな、春も近づいた先日、入院仲間のAさんが退院した。凛とした老婦人。Aさんは最後のリハビリを終えると、無人の…

新田川緑道散策

退院も近づいた。行きそびれていたところはなかったか。 「新田川緑道」があった。水の古都・府中に数ある「川や水路に蓋をした遊歩道」の代表格だ。鎌倉街道と「府中郷土の森」を結ぶ。 分倍河原古戦場跡の碑あたりから歩き始めた。 いきなり立派な白梅。な…

歴史散歩。真打登場。武蔵國府跡

歴史散歩も仕上げ段階。多分、最終回。 今回はメインの「武蔵國府跡」へ。年初に行った「武蔵府中熊野神社遺跡」と並んで「国史跡」。他の古墳、遺跡は「市史跡」だから、ちょっと格上ということになる。 場所は大國魂神社に隣接らしい。というか、大國魂神…

わがSBM(スタンド・バイ・ミー)、下河原線

御守りと言えばこちらも大切な御守り。 歌舞伎役者の中村京蔵さんのサイン入りポートレート。「吉野山」の「静御前」。昨夏、国立劇場の「音の会」でのショット。 京蔵丈は大学のサークルの先輩。「一生、応援する」約束をしている。某会計ソフトのCMキャラ…

御守りと魔除けと

御守り、といえば、すっかり長引いてしまった入院生活の間、いろいろいただいた。 まずは、これまでも何回がご紹介した関頑亭先生直筆の仏画(フランス映画ではない)。「薬師如来来迎図」。病気平癒の仏様だ(御手の薬壺に注目)。 このあとは御守りというより…

連想二題「御守りと俳句」

御守りと言えば忘れてはいけない。横浜の真言宗のお寺「甚行寺」さんの御守り。キャットフィッシュの忘年会の際にいただいた。 豪奢な錦織。京都の老舗、龍村美術織物の製品。 ご本尊様のポストカードとともにこちらをくださったのは旧知のYちゃん。甚行寺さ…

探梅は懐中に在り。

以前にも書いたが、中河原、分倍河原周辺は分梅町という町名があるくらいで梅の名所である。 で、今日も「探梅」。早咲きの梅を求めて野山を歩くことで、冬の季語である。 中河原駅近く、「住吉銀座」商店街からちょっと入ったお宅の庭先に早咲きの紅梅を見…

告知「岡崎武志のTAKURO☆NIGHT」

お待たせしました。「岡崎武志のTAKURO☆NIGHT」のお知らせです。 日本フォークの稀有な語り部でもある作家の岡崎武志さんと、「国立・八王子」を拠点に熱いステージを繰り広げる多摩ディランさん。その奇跡の出会いから一年半。 とうとう実現の運びとなりま…

タマケン一級、ぱねぇ

珍しく早起きした。寒いからって布団にくるまっていてもしょうがないので、デイルーム(食堂兼談話室)に缶コーヒーを買いに行ったら、早番のスタッフさんが朝刊をラックにセットしているところだった。 一番乗り。 一読してびっくり。父が載っていた。 施設に…

あと何回の晩飯(病院食)?

最近、「あと何回の晩飯(病院食)?」と思うようになった。退院日の目処がついてきたから、というだけではない。 聖蹟桜ヶ丘に行ったからである。 あ、今日は自慢話である。あらかじめ申し上げておく。 聖蹟桜ヶ丘にはいくつか都市伝説がある。それは聖蹟桜ヶ…

今日も歴史散歩

ゆうひ丘にあった案内地図でルートを再確認。今度は携帯電話で地図の写真を撮った。これで安心。途中までは今来た道を戻る。そうか、ここを左に曲がるべきところを右に曲がっちゃったから、ゆうひ丘に出ちゃったんだな。ま、絶景を見られてよかったけど。 小…

今日も歴史散歩

歴史散歩の日々(本当か)。今回は近代史。 多摩川を関戸橋で南に渡る。河原は一面の枯野。昨日、ちょっと下流の稲城市の河川敷で7万平米を焼く火事があったらしい。今朝の東京新聞に載っていた。 対岸の多摩丘陵にその「近代史スポット」はある。 橋を渡って…

枯園のパトラッシュ

いつものウォーキング。今回は久々に府中段丘(崖線)の親水公園へ。すっかり枯園の様相。小川の水も涸れている。「水涸る」。冬の季語である。 前回まで、よたよたと杖と手すりにすがって上り降りした擬木の階段。 今回はフリーハンドですいすいさ。 ナップザ…

しつこく歴史散歩

歴史散歩は愉しい。今回の目的地は分倍河原の「高倉塚古墳」。「高松塚」ではないのでお間違えのなきよう。 こちらも前回の「武蔵府中熊野神社古墳」同様、住宅街に突如現れる。ただ「武蔵府中〜」が国史跡なのに対しこちらは「市史跡」。 墳墓が小高い丘に…

誰かさんと誰かさんが葱畑

♪「誰かさんと誰かさんが麦畑、チュッチュッチュッチュしているいいじゃないか」とドリフターズが歌ったのが約40年前。よく真似をしては「くだらない歌を歌うんじゃない」とおこられたものである(元歌がスコットランド民謡だか古謡だか俗謡だかと知るのはず…

短日の歴史散歩

寄り道が過ぎた。短日である。肝心の歴史散歩に入る前に日が落ちてしまう。先を急ごう。 鎌倉街道を小走りで北上。 もっとも「小走り」と思っているのは本人だけで、他人からは「手足バラバラに振り回して歩いてる人がいる」としか見られないだろう。 そして…

短日の歴史散歩

冬至はとうに過ぎたがカボチャが旨い。 いや、そんな話じゃなくて、冬至をとうに過ぎたが昼間が短い。冬の季語で「短日」という。 昼過ぎ、お日さまを惜しむように「歴史散歩」に出かけた。 遊びではない。地図を見て所要時間を計算し、目的地に安全・確実に…

猛禽類の季節は冬

そういうわけで、鷹は冬の季語なのである。理由はわからない。 鷲も同様であるそうな。 鷲と鷹。石原裕次郎三國連太郎、夢の競演。古い。井上梅次監督作品。古い。 ところで、病院の近くにいかしたペットショップがある。 ブラックパンサーという店名。 悪の…

名探偵カツレツくん

今日の散歩は昨日の続き。住所を頼りに翻訳家の金原瑞人さんの家を探す。猟犬のように鼻を利かせて。 そうしたら旧鎌倉街道を外れて「御猟場道」に出てしまった。さすが猟犬の料簡。 天領なので、東京近郊にはこういう道や地名が無数にある。将軍や殿様や鷹…

迷探偵、探梅す。

昨日、映画館から足を伸ばして大國魂神社に行ったのは、別にラーメンバーガーの屋台を冷やかすためではない。 ましてや著作権無視の「ピカチュウベビーカステラ」目当てではない。買ってるし。僕が悪いんじゃない。金型屋が悪い。 長女・花子(仮名・高2)が…

「劇場版・相棒2」

昼までリハビリに汗と血の涙を(うそ)流し、午後からは迎えに来たツレ、長女・花子(仮名・高2)、次男・三吉(仮名・中2)とともに府中へ。 駅前「くるる」の「TOHOシネマズ」で映画「劇場版・相棒2」。初めて「夫婦50割」を使ったよ。 ちょっと早めに着いた…

企画書で夜更かし

昨晩は「アメトーーク」でも見て早く寝ちゃおうと思ったのだけど、2月に開催予定のさるイベント(ちかぢか詳細を発表予定)の企画書を書いていたら終わってしまった。残念。 パソコンが手元にないから手書きの企画書。ありゃ読む方が拷問だな。 そういうわけ…

初電話、初便り、あけおめーる

近年はブランド社寺への初詣で参道に並んでいて、年が変わる瞬間、つまり夜中の12時ジャストには携帯電話のメールの着信音がここかしこに鳴り響くそうである。 そう、初メール。いわゆる「あけおめーる」だ。 そこから発想してある気鋭の人気俳人が 参道に…

買初(かいぞめ)のスチュウ

分倍河原はなかなか面白い町だ。あ、おとといの「小さな旅」の続きである。しかも正月三日のこと。 寒い中、背を丸めて行ったのだが、初めて行くその町はなかなか面白い町だった。いろいろお店もある。北口(?)は農道上がりのような道のくねり具合が下北沢を…

仕事初め

今日は全国的に仕事初め。 病気さえしていなければ僕も今ごろは晴れ着を着て‥(着ない着ない)。昨日の昼は、明日から(つまり今日ら)仕事初めだからと職場の後輩が見舞いに来てくれたので、近所の店で一緒にランチを楽しんだ。久しぶりにする「仕事」の話。い…

分倍河原に初旅

リハビリの合間にリハビリ外出。外歩きの経験を重ねることも僕にとって重要なリハビリなのだ。 そうだ、行ったことない分倍河原(中河原の隣駅)に行こう。小さな旅だけど僕の初旅(年明け初の旅行のこと。お正月の季語)だ。 旧鎌倉街道を往く(病院は新道沿いに…

 稽古始の平行棒

今日からリハビリ開始。僕にとって「初稽古」、「稽古始」である。 「稽古始(=けいこはじめ)」、新年の季語だ。「けいこはじめ」新年の演芸番組で健在ぶりをアピールしていたベテラン漫才師の「青空恵子・肇」のことではない(そもそもそんな奴はいない)。 …

 正月、終了

やはり昨日は食べ過ぎてしまった。朝から胃が重い。食欲は無いが、薬を飲むためのまじないに食事はしなくてはならない。ヨーグルトとラズベリーのゼリーで軽く済ます。昼食はパス。 午後、ツレと一緒に徒歩でプレスタウンの嵐山光三郎先生宅へ新年のご挨拶。…