2003-10-01から1ヶ月間の記事一覧

泣くなフクチャン楽団

10月最終日の今日、生まれて初めてさいたま市に行った。さいたま市が誕生してから初めて行った、というのではない。大宮、浦和、与野に今まで行ったことがなかったのだ(列車での通過や乗換えはある)。凄く楽しかったのでそのことも書きたい。また、今日か…

遊び人の叔父さん

中央線はここ数日こそ一応まともに運行しているようだが、相変わらず当てにならない路線だ。「中央線遅れ被害者党」をつくったら衆議院選も当確だろうといわれている。いわゆる「遅延証明書」も(中野駅に関して言えば)、かつては改札窓口で申告があった場合…

だろ?

今日は僕のホームグラウンド、吉祥寺のジャズバー「赤いからす」(リンク参照)に、中村誠一さん(リンク参照)と吉岡秀晃さん(リンク参照)のライブを聴きに行った。 中村誠一さんはテナーサックスプレイヤー。硬軟合わせ技のマルチプレイヤーで変幻自在。サック…

翻訳家・金原瑞人さん

昨晩は仕事帰りに久しぶりに府中に行った。翻訳家の金原瑞人さんと待ち合わせ。 ファンタジー小説やヤングアダルト文学が好きな人で金原瑞人さんを知らない人はいないと思う。『青空のむこう』『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『ヘヴン・アイズ』『サ…

ほんやらなまず句会10月例会 2

引き続きまして、朋輩たちの佳句・秀句を一気にご紹介。 栗載せしケーキに定年祝いけり 敬記 書き留めて置きし日の過ぎ秋彼岸 敬記 どんぐりや小さき靴と干されけり 敬記 一房のぶどうの重く一途なり 章 世の深さ探りて歩く月明り 章 秋灯や長そでシャツのし…

ほんやらなまず句会10月例会 1

国立には「ほんやらなまず句会」という名前の俳句の会がある。 毎月1回、国立東の画廊喫茶「キャット・フィッシュ」に集まり、元・「MORE」「コスモポリタン」編集長の宗匠・二庵氏を中心に運営され、僕もその末席を汚している。「ほんやら」は歌手の中…

プレス・リリースな日々

11月15日に始まる嵐山光三郎氏・安西水丸氏・南伸坊氏の「俳画3人展」を企画してから「プレスリリースな日々」が続いている。 イベントとして魅力あるものになるのは、作品を見たマスオさん(会場である「ギャラリーエソラ」のオーナー)と僕は確信している。…

真心でレッツゴー!!

「駅前放置自転車クリーンキャンペーン」だそうで、昨日今日と各地の駅前でキャンペーンのティッシュ配りが展開されているらしい。地元・国立でも例年通り行なわれている。ツマも、なんだか「通学路の安全を考えるプロジェクトチーム」かなんかの関連で参加…

新橋のサラリーマン100人に聞きました。

「汐留」で打ち合わせ。帰りに、うわさの「汐留ラーメン」を食す。 僕は嘘が嫌いだが営業妨害も嫌いだから、味についてはノーコメントとする。 なんていうとまるで言外に不味いって言ってるみたいみたいで感じ悪いね。いや、決して不味くはないし、きっと美…

 二庵宗匠登場

書店にて「どんなくにたち」購入。今回で第7号、国立のタウン誌だ。元、女性誌のライターだった田中えり子さんとお仲間たちが手弁当でがんばってつくっている。本が売りにくいご時世の中発行していくのは並大抵の苦労ではないだろう。頭が下がる。国立、立…

人形作家・石塚公昭その世界

昨日、「志らくのピン Part2」に一緒に行った石塚公昭は凄い人だ。作品世界はこちらから。「ギャラリー」をぜひ見ていただきたい。凄いです。最初の出会いは偶然だった。何年か前、大崎の「ゲートシティ」の一周年記念イベントで「JAZZ祭」があり、友人のジ…

シネマ落語 「マンハッタン」by立川志らく

昼間はちゃんと堅気のお仕事をして、夜は落語に行った。シネマ落語 でウディ・アレン「マンハッタン」。ご存知、立川志らく独演会「志らくのピン」 Part2である。 志らくさんは談志門下で、今最も勢いのある芸人さんの一人だ。シネマ落語と言って、古今の名…

カフェ「CHANG31」と水丸さんのウィロー

地元のBBS「国立フレンズ」を見ていたら、大学通り (国立のメインストリート。それはそれはきれいな通りです。一度おいでください) に新しいカフェができたとの情報に接した。 「CHANG31」のことだった。 骨董品店の「CHANG31」がカフェに商売替えしたらしい…

無害ですが食べられます

今日の夕食は味噌カツだった。トンカツは大好物だが、その最初の一口、いつも僕はちょっと慎重になる。「ガチっとしないかな・・・・・・・」 僕が子どもの頃、母は基本的にマメな人だった。料理は特に手を抜かない。ダシひとつとってもインスタントのダシのもとを…

O・ヘンリー『最後のひと葉』 

今更ながらO・ヘンリーである。いかに海外文学オンチの蕃茄山人といえどもさすがに既読。 でも故あって最近金原瑞人訳に凝っている(この台詞を何回言っただろうか)ので、金原訳で再読した。先月読んだ『モルグ街の殺人事件』と同じく岩波少年文庫。少年文庫…

浮上せよとオヤジは言う

下の子ども二人が「おまけ入り入浴剤」に凝っている。「おまけ付き」じゃない「おまけ入り」だ。 コトの始まりは今年の夏に連れて行った瑞穂町の「ザ・モールみずほ」で買ったこと。ピンポン玉大の入浴剤をお湯に落として、シュワシュワの発泡がおさまると、…

林静一作品展「季節の移ろい」

今日初日、林静一作品展「季節の移ろい」(銀座・コンテンポラリーアートNIKI)に行ってきた。ご存知、現代美人画の第一人者の林さんが、春から冬までの季節の移ろいを美人画と花の絵で表現した企画だ。日本画の画材で繊細に表現された美女たちに三方から見つ…

「山下勇三展・箱舟に起きた厄介な事柄」

昨日は都内練馬区の豊島園で業界全体の健康保険組合の運動会があった。天気予報は途中から大雨だったのだけど、どうしても行きたいという長女・花子(仮名・小4)、次男・三吉(仮名・小1)を連れて行った。 案の定、大雨となって濡れ鼠になった三吉は風邪を引…

永江 朗著 『平らな時代』

おそらく、現在わが国最高のインタビュアーによるインタビュー集である。 インタビュイー(インタビュー対象)は「おたく世代以降の表現者」たち。 彼らは共通して「フラット」であるという。ホンマタカシ、アトリエ・ワン、堀込高樹、会田誠、佐倉統、柏木博…

平兵衛新田で囲まれて  後編

(昨日の続き) 30数年前、国立駅北口の鉄道技術研究所(現在の鉄道総研)の周辺は国鉄関係の古い木造平屋の官舎がたくさんあった。それがいつの間に取り壊されて更地になっていた。いや、いつの間にということはない、僕らのテリトリーじゃないから知らなかった…

平兵衛新田で囲まれて  前編

今日は「平兵衛まつり」。用事があっていけなかったが、日中は晴れていたので盛会だったろうと思う。 「平兵衛まつり」とは、国立駅の北口にある「鉄道総研」の、年に一度のお祭りだ。鉄道総研のお祭りがなぜ「平兵衛まつり」なんてヘンな名前なのかというと…

煮玉子

煮玉子をいただいた。 宿痾の腰痛を治してくれたA鍼灸院の奥さん、つまり次男・三吉(仮名・小1)の同級生・サクラちゃん(仮名・小1)のお母さんからいただいた。 本場モノである。 なにが本場モノかというと、A夫人は北京近郊の出身、お母さんからならった…

黒川鍾信『神楽坂ホン書き旅館』

勤務先がある神楽坂の地元本である。読まざぁなるまい、と言いつつ発売から一年以上経ってしまった。 神楽坂にある旅館「和可菜」。この旅館は「ホン書き旅館」として知られている。「ホン書き旅館」とは、映画の「ホン」、つまり脚本を書くために脚本家が缶…

鞍馬天狗ふたたび

皆さんもそう思ったと思うのだけど、「鞍馬天狗」っていうと映画なりドラマなりのイメージのイメージが強くて、原作のことはあまり考えたことがなかったというのが本音だ。 映画化、ドラマ化されるのは杉作が登場する少年読物がベースになっていることが多い…

川西政明『鞍馬天狗』

半月ぶりの書評(読書感想文)だ。いかんいかんこれでは看板倒れになってしまう。 「俳句は詠むけど本は読まん」なんてね。それか「ピン子は見るけど本は読まん」とか・・・。 いえ読んでるんですよ。でも古書店でやっと見つけた絶版本をここで紹介してもしょうが…

続・中央線大変

中央線高架化工事のためえらいことになったのは先日書いた。 いま、別のことで大変になっている。 「開かずの踏切」問題だ。 高架化工事の影響で、朝の通勤の時間帯にはそれこそ一時間以上遮断機が開かないそうなのである。それで橋上改札である東小金井、武…

 お寺でちびっこ仏画会

本日は「ほんやらなまず句会」の10月定例句会だった。 その内容の報告はいずれしよう。 句会が終ったあと、伝説の居酒屋「とむ」で反省会(?)。 どこが伝説かというと、 かつては安くて美味い大変人気のある居酒屋として有名だったけどご主人「とむ」氏が「酒…

「俳画3人展 本をめぐる四季」

10月1日の日記に、 【今日は日中、キャットフィッシュ(エソラ)のオーナー・マスオさんのお尻にくっついて進めている「プロジェクトHG」( 中略 )が大きく進行したので気分がいい。ああ、早く皆さんにお知らせしたい。多分、来週には発表できると思う】 と…

ほんやらなまず句会9月例会 2

さて、お待たせしました。続いて朋輩たちの秀句・佳句を一気にご紹介。 虫の音やはるか遠くに列車見ゆ なほ子 般若湯汲まれるを待つ蓮葉かな なほ子 もどかしく外灯のもと封を切る 萌 記念日や土産のランプに灯ともす 萌 草取りの耳に隣家のラジオ聴き 萌 遅…

ほんやらなまず句会9月例会 1

国立には「ほんやらなまず句会」という名前の俳句の会がある。 毎月1回、国立東の画廊喫茶「キャット・フィッシュ」に集まり、元・「MORE」「コスモポリタン」編集長の宗匠・二庵氏を中心に運営され、僕もその末席を汚している。「ほんやら」は中山ラビ…