2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

千客万来 ムジカーザ

昨晩は夕方の便で徳島から帰京すると、うちに帰らずに代々木上原に行った。まだ、頭の中には阿波踊りの「チャンカチャンカ、チャンカチャンカ」が渦を巻いていた。 目指すは「ムジカーザ」だ。 ムジカーザは代々木上原の閑静な住宅街にあるキャパ100の小さな…

嗚呼、阿波踊り会館(阿波徳島業務日誌 2)

そういうわけで徳島の二日目である。 昨日夜遅くまでがんばっちゃったおかげで、今日の仕事はほんのちょっときりだ。早々にかたがつき市内を散策した。 徳島は三回目なので、街の概要はだいたい掴んでいる。まず駅にいきバスの時間を確認してから行動開始だ…

とらぬ狸の皮算用(阿波徳島業務日誌)

出張で四国は徳島に来ている。今日は県内のいくつかの市町をまわった。 県南の「阿南市」というところにも行った。 敗戦時の陸軍大臣ではない。「あなん」と読む。 駅などでローマ字表記すると「ANAN」、または「anan」となる。なんかちょっとかっこいい…

いしかわじゅん『いしかわ式』

これはまた強烈に面白い本が出たものだ。いしかわじゅんさんの最新エッセイ集『いしかわ式』である。漫画家でありエッセイストであり小説家である、いしかわさんの最新刊で、今月の18日に発売になったばかり。 数あるいしかわエッセイの中でも、これは2番目…

おめでとう!! 浜口京子選手!

浜口貫録V! 「金あるのみ」/レスリング<女子レスリング:クイーンズ杯兼アテネ五輪代表選考会> 72キロ級の浜口京子(26=ジャパンビバレッジ)は五輪代表に決まった。 72キロ級は、世界女王の浜口が8度目のVで貫録の五輪出場を決めた。決勝の斉藤戦も着…

豊田健次著 『それぞれの芥川賞 直木賞 』

うちの両親は、父の退職後はいわば歌舞伎三昧で、毎月、歌舞伎座や国立劇場で歌舞伎を楽しんでいる。ちょっと前まで歌舞伎座に行くたびによくお会いするご夫婦があった。うちの両親よりもちょっとだけ若いシルバーカップルだ。同じく国立市にお住まいの方で…

終電の効用

先日、友人のウォルフガング(仮名・30歳ぐらい・日本人)が酔って終電で乗り過ごし、海辺の終着駅まで行ってしまったそうだ。 上り列車はとうに終了している。そして駅前にビジネスホテルがあるような街ではない。やむなくタクシーで帰ったという。深夜料金…

犬童一心監督「ジョゼと虎と魚たち」

どんな学校でも名物男・名物女というのがいるものである。 となりのクラスの I 君がそうだった。クラスが違うので喋ったことはないけどとても目立つ、ある種、異形のキャラクターだった(先方は僕のことは知らない)。 なにしろほとんど毎日、遅刻してくるの…

立川志らく in 新春くにたち寄席

恒例の「新春くにたち寄席」に行って来た。会場はくにたち市民芸術小ホール。 出演は立川志らく、柳家一琴、古今亭菊乃丞、江戸家まねき猫、東京ボーイズの面々。メインは当然、志らく師匠だ。 僕が志らくさんの落語を聞きに行くときは人形師の石塚公昭さん…

 君知るや「仙台四郎」(プレゼント付き)

コンサートの興奮もさめやらぬまま宮城県は仙台市に日帰り出張。 昼食は名物の牛タン定食。昼飯どきなのに店内はガランとしている。BSEの影響か? などと心配しながら食べていたら、ひとりまたひとりとお客さんが入ってきて、あっという間に店内は満員に…

ブルース・スターク「素敵なピアノコンサート」

今日は1月13日の日記で書いたブルース・スタークさんのピアノコンサート「素敵なピアノコンサート」の当日。 ツマが参画している「NPO立川子ども劇場」国立ブロックの企画だ。 女性限定というわけではないが、いわゆる「幼稚園ママ」を主たるターゲット…

夜の静寂(しじま)に響く声

今晩、勤めの帰り、神楽坂の裏道を歩いていたら「カチ!カチ!」と拍子木の音。続いて、「火の用〜心」の声。 まあ普通、夜中に「カチ!カチ!」と拍子木の音がしたら火の用心である。紙芝居であるはずはない。よい子はネンネの時間だ。 でも、「夜の紙芝居…

さらには、船越英二

せっかく船越英一郎について語ったのだから、父・船越英二について語ろう。 今でこそ「ミスター・ポリデント」だがもともとは大映のニューフェイス。正統派の二枚目だ。 とは言え僕の世代ではその全盛期は知らない。 もっとも古くて「エプロン父さん」。男や…

で、船越英一郎  

で、言い忘れたが、昨日書いた土曜ワイド劇場「火災調査官・紅蓮次郎3 水が燃えるトリック 密室出火の謎!」の主演は船越英一郎である。 どうよ?船越英一郎。僕は実はファンなのである。それを最初に言っておこう。 この紅蓮次郎シリーズは「2時間ドラマの…

  ブレイクなるか? 山下容莉枝嬢

この土日は若干疲れ気味でテレビばかり見ていた。今日も渋谷まで「ジョゼと虎と魚たち」を見に行こうと思っていたんだけど疲れが残っていたのでやめた。いつまでやってるんだろうな、見に行けるだろうか。そんなダメな2日間だった。 でも収穫はあったぞ。 …

俳句BOMB 2004年2月号〔2〕

それでは朋輩のみなさんの秀句佳句を一気にご案内。 寒時雨幼なじみの訃報あり 萌 寒の朝亡母の肩もむ夢で覚め 萌 鉄棒の掌にまとひつく余寒かな 敬記 観梅の話などする停留所 敬記 空缶や渡り切ったか寒の道 敬記 寒参り無明長夜の身を律し 俊夫 寒紅をさし…

俳句BOMB 2004年2月号〔1〕

毎月言っていることだが、国立には「ほんやらなまず句会」という名前の俳句の会がある。 毎月1回、国立東の画廊喫茶「キャットフィッシュ=エソラ」に集まり、元・「MORE」「コスモポリタン」編集長の宗匠・安藤二庵氏を中心に運営され、僕もその末席を…

今日はナンの日?

今日はなんの日? 僕の個人サイト「蕃茄庵」ができたのが昨年の9月20日。それに先立つこと40日、8月13日に始まったのがこの日記、「蕃茄庵日録」だ。そう日記が先にあって後からホームページをのっけたのだ。 夏季休暇の初日、何も予定もない無聊を慰め…

福島泰樹『短歌絶叫コンサート』in曼荼羅

昨晩は吉祥寺で途中下車して福島泰樹『短歌絶叫コンサート』に行って来た。ニュース映像や雑誌では知っていたが、リアルでは初めてだ。会場は吉祥寺のライブハウスの草分け「曼荼羅」。同じく吉祥寺のMANDARA2や青山MANDARAは行ったことがあるが、本店は初…

駅ソバ戦争始末記

昨日に引き続き、「駅ソバ」の話である。本当は別に書きたいこともあったのだがついで、というか流れ、なりゆきである。で、今日は「駅ソバ」の話。 友人のトニー・セイント(仮名・40歳ぐらい)から聞いた話。トニーがまだ大学生のころのことだ。 当時、…

サヨナラ牛丼

BSE騒動でそろそろ牛丼が喰えなくなるそうで。 出張の多い僕にもちょっと不便かな。出張中は基本的に忙しいので重宝していた。日本中同じ味が保証されているのはありがたい。 「出張で全国に行くと行く先々でおいしいもの食べられてうらやましいね」など…

倶楽部六六食房 Kunitachi east

今日は、友達の是枝正美さんのお店の開店パーティー。 「倶楽部六六食房」というお店。国立駅から南に徒歩15分くらいの桐朋どおりぞい。カテゴリーで言えばダイニング・バーって感じかな。 近隣では「いったい何ができるんだろう?」と話題になっていたらし…

蕃茄メール「読書人」に!!

またまた『バーティミアス』の話で恐縮である。僕が一押しのファンタジー『バーティミアス』、感想文を訳者の金原瑞人さんにメールで送ったところお目にとまり、金原さんのメルマガに転載されたのはこの前書いた 。驚いたことに今度は「週刊読書人」の今週号…

今日の英会話

A lay off go around,you be Sasson cart and need. 英語に自信のある方はちょっと訳してみてください。 訳せませんね。 実はこれ、昨日の日記でご紹介した田端義男ことバタヤン(あ、逆か)の名曲「大利根月夜」をアメ…

山口瞳著『巷説天保水滸伝』

山口瞳著『巷説天保水滸伝』を読んだ。一級の青春小説だと思った。 96年に亡くなった山口瞳氏の幻の未刊行作品だ。何故未刊行かというと未完だからだ。「笹岡の繁蔵」と「飯岡の助五郎」の抗争が始まるところで終わっている。 ところで蕃茄庵にお越しの諸兄…

「もえ」の街・秋葉原

今日仕事で秋葉原に行った。 本当は「アキバハラ」なんだってね。大火の後の火除け地に防火の神様である秋葉神社を建立して、秋葉様がある原っぱ(燃えるものを排除した火除け地だからね)だから秋葉原(アキバハラ)になった。 そこに駅ができたんだけどなぜか…

秋山さんとの約束

今日は終業のベルが鳴ったとたん荷物をまとめて席を立った。「どうしたの蕃茄さん、やけに早いじゃない?」ああ、ちょっと秋山さんと約束があってね・・・。 今日から始まる時代劇「剣客商売」の新シリーズを見るのである。放送が始まる時間が7時である。こ…

「ビックリハウス 住宅展示場」

渋谷のパルコミュージアムで開催中の「ビックリハウス住宅展示場」に行って来た。連日の展覧会三昧ご苦労なことである。 「ビックリハウス生誕30周年記念 ビックリハウス祭」の一環としてのイベントだ。 「ビックリハウス」という雑誌をご存知だろうか? 35…

「60億の肖像--田沼武能写真展」

恵比寿ガーデンプレイスにある「東京都写真美術館」で開催中の、「60億の肖像--田沼武能写真展」に行って来た。 「エソラ=キャットフィッシュ」のオーナー・マスオさんのおすすめに従っての観覧だ。あの辛口のマスオさんが、「いままで写真展でこんなに感動…