「もえ」の街・秋葉原

今日仕事で秋葉原に行った。

  本当は「アキバハラ」なんだってね。大火の後の火除け地に防火の神様である秋葉神社を建立して、秋葉様がある原っぱ(燃えるものを排除した火除け地だからね)だから秋葉原(アキバハラ)になった。

  そこに駅ができたんだけどなぜか駅名が「アキハバラ」と誤記されて、それが通り名になっちまったそうだ。うちの近所にも似た話があるなぁ。駅名は「やほ」だけど地の人たちは「やぼ」という。


  言わずと知れた世界一の電気街だ。もともと戦前からヤマギワなんかはあったそうだが、戦後にラジオ部品を扱う闇市が集まり始め、それが発展して一大電気街になったそうだ。僕なども中学か高校の頃はラジカセを買いに行ったりしたものだ。

  その後、市場の変化の影響もありコンピューターの街に変貌して行った。

  とそう思っていた。


  今日行ってビックリした。コンピューターの街というより「萌え」の街なのだ。街中、萌えキャラだらけ。
  コンピューターから派生して、ゲーム、アニメ関係のお店が多いわけなんだけど、どこへ行ってもみんな三頭身か四頭身くらいの丸顔の美少女のキャラだらけ。チャイナ服とかメイド服とか。

  中でもビックリしたのが最近開店したらしいカフェ。この街にカフェが増えるのはいいことだ。ショッピングというのは疲れるから一息入れたいことも多い。ところがこのカフェも「萌えカフェ」なのだ。ウェイトレスさんが全員メイド服のコスプレなのだという。


  う〜〜む、人の好みはそれぞれだけど、なんだかなぁ。さすがの防火の守護神・秋葉様も「燃え」は消せても「萌え」には為す術がなかったのだなぁ、とオチをつけたところでしかたない。

  「萌え」の概念がわからない方へ。実は僕もうまく説明できない。とりあえずただ今大ヒット中の本の表紙でなんとなく推察してみてください。

もえたん  もえたん