2008-01-01から1年間の記事一覧

大晦日です。

午前中、義太夫三味線の鶴澤寛也師匠が来臨。もちろん上の写真のように肩衣と袴姿で大晦日の国立に出現したわけではない。ふつうにジーンズとダウンジャケットで現れ、子どもの進路等について雑談。国立に用事があってそのついでにお寄りいただいたようで、…

大掃除に揺れる心

ツレに自室の掃除を命じられた。家全体の大掃除をしろとは言わないからせめて自分の部屋だけ掃除しろと。なぜツレが「家全体の大掃除をしろ」と言わないかというと、ツレもしないからである。お互い若くないので万事無理はしないことに決めている。 で、自室…

今年の出来事

また年賀状の話題なんだけど、今年、つまり2008年は自画像のブラカード型人形を左手に持って手を伸ばし右手で撮影すると言う、石塚公昭さん伝授の「名月赤城山撮法」で写真をとって使った。「根津」と「ねずみ」の駄洒落を言いたいがために根津に撮影に…

年賀状の日に不適切な画像

ほぼ年賀状の周辺にいた日だった。夕刻、長女・花子(仮名・中3)の全面的なサポートを経て印刷完了。あとは宛名書き(宛名だけは手書き派)。夜、サクサクっと宛名書きのはずが「犬神家の一族」で手が止まり未完成。いかん。いくらなんでも明日中には出そ…

歳末のお仕事

二日酔いの重い身体を引きずって立川へ。ツレと2人でお正月の準備のお買い物。まずはライト・オンへ。「お正月の準備にジーンズショップに行った」、なんていうと勘のまわる人は、「ははーん。お正月の赤いコール天のズボンが出来上がったんだな」と思うだ…

忘年会

寒い!!嵐山一家の忘年会に続いて今日は職場の忘年会。その前に青山のビリケンギャラリーに行って、先日の「うらたじゅん展」にて購入の絵を引き取りに。そこから忘年会場に行くのだが、途中合流は難しい。テンションに差がありすぎるからね。そこで青山の…

今宵は、嵐山光三郎プロデュース『中村誠一X'MASジャズコンサート』へ。六本木の麻布区民センターにて。ちょっとクラシカルないいホールで、喧騒のクリスマスの六本木から一歩入った異空間を楽しむ。同行は「中央公論adagio」の表紙で有名な、人形師・…

クリスマスあれこれ

数日前、絵本作家の降矢奈々さんから直筆のクリスマスカードがスロバキアから届く。家宝。今日、米国在住の知人からクリスマスカードが届く。子どもの写真。お人形さんのように可愛らしく、一同ため息とともに見惚れる。カードに書いてあるブログにアクセス…

「はがきゑ展2008」 打ち上げ

国立最大の美術イベント、年末の風物詩「はがきゑ展」も今日で閉幕。会場の「エソラ」において打ち上げパーティーが行われた。出展者より集合した面々は、(50音順、敬称略で)、 嵐山光三郎、 安藤正子、粕加屋伊ク代、岸田ますみ、 甲田洋二、 後藤なほこ、…

「美代子阿佐ヶ谷気分」の初号試写

今日は「美代子阿佐ヶ谷気分」の初号試写に行ってきた。五反田のイマジカ(旧・東洋現像所)にて。初号試写とは「ゼロ号」とも言うけど、いわゆる都内の大きなホールでやる試写とは違い、その前段階の関係者だけの試写のこと。そんな関係者だけの試写になぜ…

越南点描〈最終回〉 ベトナムのバイク

今日が本当の最終回。年末まで引っ張ってすみません。 ベトナム旅行から一ヶ月たって、やはり思い出すのはバイクの大群だ。この日記にもその第一印象は書いた。 「ベトナムのバイク、その第一印象 ← ← クリック!! そしてその「対策」についての考えもたび…

越南点描〈17〉 ベトナム・マネーの焦点

ベトナムを旅してややこしいのがお金だ。非常にわかりにくい。 日本だったら紙幣のデザインは、福沢諭吉だったり樋口一葉だったり和気清麿だったり武内宿禰だったりしてそれぞれに個性的に顔立ちでわかりやすいんだけど、ベトナムではすべてホーチミン。区別…

今日のニュースから 「弑逆と社会貢献」

なんだか最近、「マンU」「マンU」とやかましい。僕などは「マンU」と聞くたびに「赤松・・・」と呟いてしまい、将軍を弑逆して山名宗全に討たれた梟雄に思いをはせてしまうよ。それにしても「マンU」って略し方はアリなの? 安藤鶴夫をアンツルというみた…

趣味は無趣味

先日、さる忘年会でさる方に訊かれた。「蕃茄さんって、趣味はなに?」はたと返答に困ってしまった。「無趣味」と答えるのはあまりに芸がない。趣味にのめり込むぐらいの方が人間味があっていい。だけど、趣味を問われて「読書」と答えるのも「ならず者の愛…

なんちゃてオレンジ、醤油

先日は、携帯電話型スタンガン、スタンガン型携帯電話について僕のアイディアを聞いていただいた。そしたら「すでにある」とのことだった。しょぼん。で藪から棒ながら徴兵検査の話なんですけどね。昔よく、徴兵検査逃れに醤油を飲む、なんて話がありました…

続・年下だけど兄貴

続けます。『恋と股間』には珠玉の金言の数々があった。 「“出会いがない”なんて寝言です」とJ太郎さんは断じる。「おまえはじゃあタバコ屋のオバサンの所に頼みに言ったのか、恩師のところに頼みに行ったのか、町内会長さんのところに相談に行ったのか?」…

年下だけど兄貴

しかしなんだね。「ドッジ弾平」を実写化するときの主演は決まったね、ブッシュ大統領に。 話は違うが、この秋の缶コーヒーのCMで福山雅治先生の主演のものがあった。建設現場で筋を通して退社して去っていく福山先生を見送る、明らかに年上のいかつい作業…

越南点描(16) 銀色のスーツケース

今回ベトナムに行くに当たって迷ったのがカバン選び。いつも海外旅行に使っているスーツケースはあまりに大きい。はてさて。 そうしたら事前の打ち合わせで「一同、機内持込みができるカバンにする」と決まった。乗継や国内線での移動もあるので、迅速さを優…

越南点描(15) ベトナムのラストエンペラー

一日遅れてしまったが、今日はベトナムに行く前に読んで1番面白かった本をご紹介しよう。 それは森達也の『クォン・デ もう一人のラストエンペラー』。 フランス統治下のベトナム。そのくびきから逃れるために、当時日の出の勢いにあったアジアの新興国、日…

今年の漢字は、

今年を漢字一文字で表すとどんな字になるか。今年もやっていましたな。偉いお坊さんが筆で書くやつ。それはいいのだが、テレビのニュース・ショーの街角インタビューで予想したりして、その予想がことごとく当たってしまったりして。「今年の新入社員は○○型…

越南点描(14) 性善説と性悪説

そういうわけで、ベトナムに行く前に僕はベトナムに関する本を何冊か読んだ。感性に自信がないからね。知識が勘の鈍さをカバーしてくれるのだ。 昨晩はベトナムに行く前に読んで、2番目に面白かった本をご紹介した。で、今日は1番面白かった本をご紹介しよ…

越南点描(13) 小松みゆきさんの本

昨日は伝説のポルノ女優・中島葵について熱く語らせていただいた。中島葵さんに続いては、小松みゆきさんのことを語りたい。 とは言っても、上の写真、元AV女優にして今や演技派女優の小松みゆきさん(代表作『新・バブルと寝た女たち』)の話ではない。そ…

 嗚呼、“葵”伝説

某社の調査によると、赤ちゃんの名前ランキングで女の子の1位は「葵」だったそうである。「大河ドラマ主演女優の宮崎あおいさんの人気が大きく影響」との見方が有力のようだが、それなら「あおい」と開いてしかるべきだろう。「葵」で女優と言えば「中島葵…

川島芳子は生きていた?

というようなわけで、いつも川島芳子のことを熱く語る僕なのだが(いや、いつもってことはないな)、発信していると受信もある。わざわざ12月6日の読売新聞の切抜きをくれた人がいた。要は、「旧日本軍のスパイとして1948年に北京で処刑された川島芳子に…

昨晩は21時からテレビで「男装の麗人 〜川島良子の生涯」を鑑賞。原作は村松友視著『男装の麗人』なかなか面白かった。全編通して語られていたのは、芳子の「孤独」だった。 満洲マニアの僕は川島芳子に関するものは大抵みる。本でもドラマでも。今回の村松…

国立最大の美術イベント、年末の風物詩「はがきゑ展」が今年も開幕です。国立ゆかりの33作家たちの「ほぼハガキ大」の作品140余点を一挙に展示します。 ※入場無料です。出品者(50音順) 嵐山光三郎、 安西水丸、 安藤正子、 粕加屋伊ク代、 岸田ますみ、 甲田…

難読苗字

今日も別の業界団体の忘年会。余興は難読苗字のクイズ大会。以下はその問題の一例。あまりの難読に驚愕>「八月一日」・・・「ほずみ」「ほそみ」「ほそみち」と読む。僕は「あいづ」と読んだ。「七寸五分」・・・「くつわた」「くつわだ」「くつわめ」と読む。僕は…

同窓にびっくり

今日は業界団体の忘年会。びっくりしたのが、今まで何度も会ったことのある某社の方が同窓だったこと。大学で同窓なんてのは珍しくもないが、小学校で同窓。僕のほうが一歳年上。知らなかった。しかもその方のお姉さんの義妹、つまり嫁ぎ先の妹が、僕の同級…

途方にくれて探し物

夕方、都条例で調べたいことがあってインターネットの森をうろついていたのだけど見つからない。困り果てていたらある人が教えてくれた、「最新の東京都の広報紙に載っていたような気がする」と。たしか4、5日前に配られてたよなとリサイクル部屋に行って…

 越南点描〈12〉 ウェスタンスタイル余聞

先日、ベトナムのウェスタンスタイルの話を書いた。いやなにトイレのドアの件である。(写真をクリック) その中で僕は昔の永六輔氏が書いた傑作コラム「ウェスタン・スタイル論」を引用した。その時は記憶だけで書いたのだけど、そうなるとまた読みたくなっち…