昨日は伝説のポルノ女優・中島葵について熱く語らせていただいた。中島葵さんに続いては、小松みゆきさんのことを語りたい。
とは言っても、上の写真、元AV女優にして今や演技派女優の小松みゆきさん(代表作『新・バブルと寝た女たち』)の話ではない。そうそう毎日お色気路線の話ばかりはしていられない(いや、いられないことはないが)。
ベトナムの話である。
ベトナムに行く前、僕はベトナムに関する何冊かの本を読んだ。よく「旅に余計な知識は不要。かえって邪魔。感性の赴くまま旅をする」という人がいる。それはそれで否定する気はないのだが、ぼくはそんなに感性に自信がないので、可能な限り本を読む。知識が勘の鈍さをカバーしてくれる。
読んだ中で2番めに面白かったのが、小松みゆきさんの本だ。上でご紹介した小松さんとは全くの別人。フリーライターの小松みゆきさんが自費出版で出した本。
80歳を過ぎて軽度の認知症となったお母さんと一諸にベトナムはハナイに移り住んだ小松さん自身の体験記。
雪の越後をあとにしてはじめて外国に来たおかあさんが、ベトナムののんびりと優しい人々に囲まれて、ゆっくりと心がほぐれていく様子が実にほほえましい。徘徊して行方不明になっちゃったり骨折したりしてハラハラもさせられるのだけど、周りの人に助けられて機嫌よく暮らしていく・・・。なんとも温かい本。お母さんとベトナムのおばあさんが言葉などまるで通じないはずなのに意気投合しちゃうエピソードなど、読んでいるうちにベトナムやベトナムの人が好きになってしまう、はず。
おすすめです。
そして、1番おもしろかった本については、また明日!!