国立ゆかりの作家が手描きのうちわで大集合する「国立うちわ市」。
デザイナー・江津匡士さんの作品が届いた。
ちょっと古風な女学生をモチーフに書籍の装幀、装画等多数。
- 作者: 斉木 香津
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: 単行本
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現在公開中の映画「セシウムと少女」の公式ブックのデザインも手がけたらしい。
「らしい」なんて他人事みたいに言っちゃいかんな。才谷監督に江津さんを紹介したのは僕だった。「腕のいいブックデザイナーを紹介してくれ」と言われたんで。
国立の歴史についての研究も熱心で、特に「大学町」期の歴史に通暁している。3代前から住民(しかも商家)で子どものころからの耳年増の僕としても「よく知ってるなぁ」といつも感服する。
今回のうちわ作品がこちら。
セーラー服の女学生を描いてくれた。憂いを帯びた表情が美しい。
先日、戦前生まれの女性とセーラー服について話して意見の一致を見たところだっただけにより感慨が深い。
「近頃はブレザーの制服が多いけどセーラー服の方がいいわよ。ブレザーなんて大人になっても年寄りになっても着られるけど、セーラー服は10代しか着られないんだから」
とこれを書いている傍で、テレビの中では還暦近い宮崎美子さんがセーラー服姿で難読漢字クイズに答えていた。
そしてイラストレーター・茶谷怜花さんの作品が届いた。
国立から「Kawaii!」を発信する茶谷さん、国立市観光まちづくり協会のマスコットキャラ「くににゃん」の作者としても知られている。
昨年、「うちわ市」が東京MXTVにお取り上げいただいたときは、制作現場の取材にご協力いただいた。
ここでクイズ。
【Q】ここまでご紹介してきた7人のアーティストのうちわ作品。猫は合計何匹でしょうか。
【A】 答え、22匹。
と、まあこれまではちゃんとカウントしてのだが、このたびカウントを中止した。というか断念した。
茶谷さんの作品がこちら。
びっしりと描きこまれた猫、猫、猫。
かなり細かい。どのくらい細かいかというとこのくらい細かい。
一円玉と比べてみてください。
上の動画で茶谷さんは「国立で起きている物語を描きたかった」と語っている。
このうちわからその物語を想像するのはずいぶん楽しい作業になりそう。そしてそれがなかなかの長編になりそうなのは言うまでもない。
・・・・・もうすぐ開催。6/18から・・・・・・・
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