サイン本「美代子阿佐ヶ谷気分」とDVD「映画・美代子阿佐ヶ谷気分」に安部慎一肉筆イラストをセットした「美代子セット」。
ご好評のうちに本日完売しました。
今回の記念小冊子の「闇の公務員」と「キツネにばかされた女」が実によくできていて、収録作品ももちろんのこと、巻末のインタビューがやたらと面白い。安部さんの天才的(いや「的」はいらないな)なおとぼけと聞き手の浅川さんの愛ある鋭いツッコミが絶妙。まるで漫才台本のような。
ひとりでゲラゲラ読んでいたら、嵐山光三郎さんの名前が出てきた。
この「4箇所合同展」について先日ほめていただいた。僕が報告する前に「アックス」のイベントインフォメーションですでにご存知だった。
「いいイベントに入れてもらったなぁ。開店数年であの凄い連中に並べるなんて大したもんだ」
と。そして往時の安部慎一さんの思い出をいろいろ伺えた。
そして「キツネにばかされた女」の巻末のインタビュー。安部さんの「代表作」とは…、の話題の中に嵐山氏のお名前が出てきたのだ。
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安部 あー、それはもう「悲しみの世代」ですから
---- どこがどう関係するんですか 安部 関係ありますよ。あれはだって一話ずつ絵柄が変わるでしょう。あれは嵐山光三郎さんのおかげで出来上がったんですよ。「アベシンは近頃たるんでるんじゃないか」と嵐山さんが言っていると噂が耳に入ってですね。あのとき、私は伊崎に住んでたんですけど。 ---- 九州のね。 安部 私もこれはイカンなと思って、「悲しみの世代」で頑張ってみたんです。まだ自分は生きているということを知らせたくて描いた作品です。映画化が目標でそれを考えてタイトルを考えたんですけど。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
映画化が目標だったとは。
ちなみに安部作品の初の映画化は「美代子阿佐ヶ谷気分」。
何度か書いているけどこの映画に僕は出ている。居酒屋の客の役。エンドロールに名前が出るけど当時はサラリーマンだったので変名を使っている。
というのは数年前に巨匠の映画(←クリック!!)に「会社の人間は誰も見るまい」と本名で関わったら見た人がいて「ご活躍じゃないか(笑)」と囁かれ肝を冷やしたことがあったのだ。その時はその人が粋人で黙っていてくれたんだけど、サラリーマン社会というのは会社と関係ないところで目立ったことをするのはあまりよくないのだ。あ、スポーツはOKね。文化部は要注意。
なぜ、このお歴々の中に僕が入っているかは不明。突然、石井輝男監督から電話がかかってきて「名前だけ貸して」と。監督が死んでしまった今となっては理由を確かめようがない。
ところで「悲しみの世代」って原稿は残っているのかなぁ。残ってたらいつか…。でも枚数多いからなあ。うーーーーん。
別件。
9月9日の夜の「中川フォークジャンボリー」、ゲストはよしだよしこさん。
差別と憎しみが垂れ流されている今だからこそ聴きたい。
差別に対し毅然と「NO」を掲げた少女の物語がよしこさんのさんの美しい声で染み入ってくる。
と、ここで動画をリンクしたいのだけどハテナさん、まさかの不具合でエラー。復旧し次第ということで。
・・・・開催中・・・・・・・
安部慎一原画展「美代子阿佐ヶ谷気分」8/12〜8/28
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中川フォークジャンボリー with よしだよしこ 9/9
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