昼から国分寺へ。北口のライブバー「giee」。
こちらで開催の「館野公一〜抵抗の歌の歴史」観覧。
昨年の一橋大学での「平和と文化」講座、今年5月くにたち公民館の講座の再演。ミュージシャンで研究者の館野公一さんによるトークと歌。
映像と歌を交えつつ、内外のプロテストソングの歴史を振り返る企画。
はじめて行く店。いかにも国分寺らしい雰囲気。開演時間を待つ館野さん(右)とお客さん。絵になる。
内容は時系列に沿って世界のプロテストソング、日本の抵抗歌の系譜をたどるもの。
まずは歌の役割を、
「事実を伝える」
「楽しむ、鼓舞する」
「気持ちをまとめる」
「つらさを紛らわす」
と仮定。まずは労働歌のカテゴリで田植え歌、馬子唄、革命歌をいくつか紹介。
そしてトピカルソング。つまりトピックの歌。ここで紹介されたのはインドで実際に起きた「ボパール事件」。
1984年。インドのマディヤ・プラデーシュ州ボパールの化学工場からの猛毒ガス漏れ事故が発生した。世界史上最悪の産業災害と言われ、諸説あるものの即死2,000人をはじめ長期スパンでは2万人以上が犠牲になった。
それを次時代に語り継ぐために館野さんが作った「ボパールの悲劇」を弾き語りで歌ってくれた。
「抵抗の歌」の古典としてビリー・ホリデイ「奇妙な果実」を紹介。
「労働運動と歌」として「沖縄を返せ」を紹介。
「労働運動と歌」。
これに関しては僕も一家言ある。
「ワルシャワの労働歌」と
「ジャイアントロボ」OPは似ている。
いや、それだけのことなんすけどね。別に一家言って程の事はないですね。
【おススメプレイ】
上の動画を同時に再生してみてください。
そして世界のプロテストソングのシンガーを紹介。
曰く、ウディ・ガスリー
カラワン
日本のシンガーたち
そしてそして。わがギャラリービブリオが一方ならぬお世話になっている五郎さん、中川五郎。
それと関連して5月にビブリオに来てくれたパギやん。
再演も内定。近々、リリース予定。
さらに笠木透。
古川豪
さらにはその後の系譜。「今を生きるプロテスト・ソング」
忌野清志郎、元ちとせ、斉藤和義、ソウル・フラワー・ユニオン、そしてジンタらムータ。
実は先ほど紹介した大好きな「ワルシャワの労働歌」。僕がこの曲を好きになった原因はジンタらの「ワルシャワの労働歌」だ。
これ映画「シュトルム・ウント・ドランク」のメイキング。これに映っている白崎映美さんにはライブをしていただいたし、映っている山田勇男監督、つげ忠男さんには個展をしていただいた。なにかとご縁がある映画。ロケ地・国立だし。僕も一瞬、映っている。
そして「脱走兵」。館野さんの弾き語りでエンディング。
あっという間の2時間。面白かったー。面白かったし、勉強にもなった。
このコンテンツは他でもできるなぁ。若干駆け足の感があったので2.5〜3倍くらいのボリュームでもいいんじゃないかな。昼食後から夕食前までの13時〜18時とか、終電から始発までの0時30分〜5時30分のオールナイト居眠り自在の徹夜企画とか。時間帯にもよるけどフリーマイクと組み合わせてもいいと思うし。
きっと再演があると思う。お勧めです。
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