国立うちわ市 降矢奈々さんの作品が届きました。

当廊の初夏の名物企画「国立うちわ市」


絵本作家・降矢奈々さんの作品が届いた。メンバー最遠のスロバキヤから。


ではなくちょうど一時帰国中なのだ。大人気シリーズ「おれたちともだち」シリーズが20周年でその記念キャンペーンのため。



そして今回のうちわもそれを記念して(?)オオカミさん


実は今日、作品をくるんだハトロン紙ををはずした時、どきっとした凄い迫力なのだ。特に目。いきなり目があって思わず気圧されて目をそらした。


せっかくだから当ブログ読者の皆さんにもお見せしたいのだけど、小さいお子さんがおしっこ漏らすといけないので一部だけ。



どうじゃ。次は横顔。




でもラスト一枚はかわいいハリネズミくん。



え? 全体像をご覧になりたい?



ではまばたき禁止で。




今までも何度も書いているけど、奈々さんと僕は中学時代からの付き合い。新聞部の先輩後輩。


僕が編集長時代の一学年下。実現したら素晴らしいけど実行するのはとてつもなく面倒くさく困難なアイディアを次から次へと出してくる異才だった。しかもニコニコと楽しそうに。今も昔はなにごとも事なかれで楽にやろうというスタンスの僕としてはなかなか大変だった。


僕の方としてはそんな忘れられない後輩だったんだけど、数年前、20数年ぶりに再会した時、あきらかに奈々さんは地味な僕のことを覚えていなかった。たぶんいまだに思い出していない。


奈々さんは震災直後からアートで子どもたちの力になろうと「手から手展」というプロジェクトを立ち上げた。内外の絵本作家・画家に描き下ろしの作品を描いてもらい、それらを巡回展示し最後に販売し売上げは被災地に寄付する。


作家の集まりから始まったそのプロジェクトに僕は事務方で関わった。巡回展の運営は「ちゃんとした」キュレーターが司り、僕は作品の販売を担当した。巡回展は美術館が会場なので作品を売ることができない。美術館では購入申込書を配りそれを最後に集約し抽選して購入者を決める。日々入り続けるファックスの管理が大変だった。インクリボンがあっという間になくなった。抽選で当選者が決まって電話をしたら通じないこともあった。本音をいうと申込用紙を握りつぶして自分で買いたい作品も多かった。


この「手から手展」で知り合った作家の皆さんにはその後、大変お世話になっている。うちのような後発の画廊が次々と一流の絵本作家の個展を手がけられるのは元を正せば奈々さんに誘っていただいたからと感謝している。


奈々さんからメールが来て「十松さんは事務は得意ですか」と聞かれて「事務は得意中の得意。“事務の鬼”といわれた男だよ」と大見得を切った記憶がある。本当はそんなに得意じゃないのは皆さんご存知のとおり。だが事なかれ主義なので問題は起こさない。


そしてこの「手から手展」はもちろんすでに終了しているがいまだに語り草になるプロジェクト。まさに「実現したら素晴らしいけど実行するのはとてつもなく困難」アイディアだった。中学生のころとかわっていない。三つ子の魂百まで。中坊の魂、五十まで。


・・・・もうすぐ開催・・・・・・

第一人者が直接指導。丸山清人銭湯絵教室。5/20、21。
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インド音楽と太棹三味線のコラホレーション。5/27。
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中川フォークジャンボリー with  やぎたこ 6/1
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6/3(日) 
童謡、懐メロからオリジナルのCMソングまで。おやつ付きののんびりコンサート。
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2018.6.9 sat 逢坂Rie&萩原信義「浅川マキ歌・昭和歌謡『男歌』
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国立ゆかりのアーティストが手描きのうちわで大集合
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